「文藝春秋」の広告に引かれて購入。おもしろい。特に「巨艦みずほ 合併人事の落し穴」ね。
日本企業の多かれ少なかれが「みずほ銀行状態」を引きずってるのではないかと想像する。創業者が独裁的に会社を動かしている中小企業では、意志決定は早いが、そうではない場合、決定的なリーダーを作りたがらない日本文化の中で、「決定」は思いのほか遅い。
みんなで仲良く・・・は、組織が大きくなれば、必ず無理が生じるわけで、どこを落としどころにするか、数値を使って明確にするしかあるまい。また、一度決定したら、それに従わないといけない。けど、反対勢力の声が大きいと、一度決定したことが、くつがえるんだなぁ。
「俺が言えばなんとかなる」と思ってるオヤジが多いし、それでなんとかなってきた。だから、シモジモが(常識的に)「無理じゃん」と思うことが、「え~、通ったの?」となる。
歌舞伎のテーマにもそういうのが多い。殿が言えば、「黒いものも白い」わけ。その時代から、日本人の本質はなんら変わってない。えらい人の意見には従っておいた方がいいとか、あえて混乱を招くのもカッタルイ人もいる。
私はわがままだから、おかしいと思った事はおかしいと言ってしまう。それで得した事もないけれど、それが私だ。
(今日はヤケに熱っぽく書いてしまった・ハァ~ やっぱ疲れてるかも~)