組み立て家具に汗だく

朝から、母の部屋に足りないもの、そう、棚を買いに参りました。

ここは仮住まいですから、たいそうな家具はいらないと言います。
なるたけ安いもので間に合わせたい。

母が下見をしておりました。
すると、安くて、それなりに気に入ったものは「組み立て家具」だそうです。

どれどれ、見に参りましょう。

母とダンナと3人で繰り出しましたが、なにしろ暑い。
本町から田中前方面に歩いていますが、ここは日差しをさえぎるものがないのです。

市長さん、ここに街路樹を植えましょう!
これでは、みんなが車に乗ってしまうのはわかります。
歩いても、たいした距離ではないけれど、車があれば、乗っちゃうなぁ。

ジリジリジリジリ。気仙沼も暑いのー。
家具屋さんを3つほどのぞいて、組み立て家具をお願いしました。

お店の方が「本当に組み立てられますか?」と念を押します。
お手上げになって駆け込む人が多いそうです。

なんと、ダンナは、なぜだか電動ドリルを持参していますから大丈夫です。
本日の夕方までには届けてくれるそうです。

ならば、いっそ夕方に届けてくださいとお願いして、さらに買い物に出ました。

ジェイズミウラで数字が大きくて見やすい時計を求めました。
キーチ君、ありがとね。

きーっつぁんから、同級生の西村君が近くで店をオープンしたと聞いて行ってみることに。ライオンパチンコの裏手にありました!「にしむら運動具店」

河原田のお店は全壊だそうで、一時はジェイズミウラに間借りしていたそうです。別の同級生がここを探して来てくれてオープン。いがったね。

田中前はガレキが綺麗に片付いていました。
少し臭いは残りますが、それも以前よりはかなり良いです。
皆さんが、いろいろなご苦労をしながら、綺麗にしているのですね〜。
いろいろな店舗が、こちらに移って来ています。

「クードフー」でスパゲティを頂きました。
私はトマトソースを。

母とダンナは、クリームソースを。

まだ買い物は続きます。
次は「イオン」前はジャスコと言ってましたが、今はイオンと言うそうです。

2階で営業を再開しています。
衣料品もあるし、書店もやっていました。
小物は買えたけれど、目当ての蛍光灯の土台がありません。

母のアパートは台所の流しの上に電気がないために、暗いのです。
それでダンナが電気を付けようと。

前に弟が見てくれた時は品薄だったようですが、ケーズデンキに行ったら在庫がありました。

小物ばかりですが、両手に持ちきれない状態でアパートに帰ります。

台所に電気を付けたら、パーっと明るくなりました。
母もおもわず拍手。良かったね。

そうしているうちに組み立て家具が届き、ダンナと2人で製作開始。
ちょっと手順を間違えるとダメなんですね、ああでもない、こうでもない。

そして20時を過ぎて、やっと「出来たー!」
組み立てた食器棚を設置するとオオオ、それなりに家らしくなってきました。

でも、お母さん、昔使っていた頑丈な家具とは違うから、やさしく扱ってくださいよ。

辺りを片付けて、シャワーをあびたら、もう21時です。
お店はやっているでしょうか?

本町の「大寿司」さん。
お寿司ですよ〜。奮発して特上にぎりといきますか。
美味しいですね。

大寿司さんも「市場がちゃんと始まったら、こんなもんでないがらね」と東京から来たダンナに言ってます。

お店にある神棚の装飾が珍しいですね。
大島の神社では、このようにするようです。

気仙沼「一杯屋 梟」にて夕食

ダンナと一緒に、気仙沼に帰りました。
3連休に、仙台で「東北六魂祭」というお祭りが開催されているようで、新幹線は混んでいます。東京駅で並んで待って、どうにか座ることが出来ました。

一ノ関からは大船渡線に乗ります。
ダンナは初めての大船渡線に、
「どうして、この線って、まっすぐ通ってないの?」とな。

そうなのです。大きく迂回していて、だから一ノ関と気仙沼は距離から想像するよりも時間がかかります。ま、のんびりしてくだされ。

気仙沼駅でタクシーに乗りました。
はて、、、母のアパートの名前がわからない。

「こういって、ああいって、とにかく、そっちに走ってください」ってなことでも、ちゃんと辿り着きました。

母の本町のアパートには、日本赤十字から家電6点セットが入っていました。

これら家電のおかげで、やっと生活が楽になったようです。
到着してお茶を飲む間も惜しんで、母の部屋の整備です。

噂には聞いていましたが、ハエが多いです。

ダンナは、ハエたたきを片手に、バシッ、バシッとやってます。
ちょっとしたストレス発散でしょうか。

そうして、部屋のあちこちにハエ取り紙を設置。
これ、昭和の時代には、どちらの家庭にもありましたが、平成の時代には、とても懐かしいものです。

そんなことをして、段ボールを上へ下へ、右へ左へ移動して、それだけで時間が、あっという間に経ってしまいました。

そこに弟が甥っこを連れてやって来てくれました。
「梟(ふくろう)でご飯を食べよう」

以前、田中前のお店に行ったことがあります。
今は、本町橋の近くに、お店も大きくなっていました。
(宮城県気仙沼市田谷1-3)
予約しないと入れないそうです。

店舗の数が減っているのと、お店の評判がいいのと。

気仙沼で水揚げされたカツオを頂きました。

「美味しい、美味しい」と食べますと、店主さんが出ていらして、
「ホントの気仙沼はこんなもんでないがらね」と言ってました。

ダンナが東京から来たと言ったもんですから、
「復興したら、もっと旨いのを出しますから」と。

十分に美味しうございます。
サ、明日もがんばろう。

AppleTVで観る映画

とうとうと言うか、この週末は体調をくずしてしまい、寝込みました。

銀座で「いぎなり がんばっぺ宮城」をやっていたのに、申し訳ないです。

疲れが溜まったのでしょうか。
よく寝ました。

日曜にはダンナの姪一家が遊びに来てくれて、少し調子も取り戻し、皆さんが帰った後は、どれ映画でも観ますか。

AppleTVで映画選び。
レンタルしに行かなくてもいいので気楽に観ることが出来て、以前よりも「おうちで映画」が増えました。

陽はまた昇る
桜田門外ノ変
わたし出すわ
最高の人生の見つけ方(日本語字幕版)

Macで音楽祭り2011の記事が掲載されました

藤本健さんの「藤本健のDigital Audio Laboratory」というサイトは音楽系の方なら、必ず読んでいるのではないでしょうか。

そちらに 「Macで音楽祭り2011」の記事が掲載されました。
【7月4日】 第468回「Macで音楽祭り2011」で披露された新製品 小型多機能シンセ「OP-1」や各社iPadアプリなど

代表として、嬉し恥ずかし写真も掲載して頂きました。
Tシャツは、気仙沼を元気にする「おだづなよTシャツ」を着ております。

私のユーザーグループ設立の思い、Macで音楽クラブの活動などをきちんと伝えて頂きましてありがとうございます。

また出展社さまの様子が詳しく紹介されていますので、当日、ご覧になれなかった方も、是非、サイトでご覧ください。

このイベントが、どれだけ有意義な内容であったか、そして、次回はどうぞ、足をお運びくださいませ。

Macで音楽祭り2011

Macで音楽クラブが主催する「Macで音楽祭り2011」です。

アップルジャパンさんのセミナールームをお借り出来ましたので、入場料・無料にてイベントを開催することが出来ました。

主旨に賛同頂いて、出展してくださったベンダー各社の皆様、ありがとうございました。
Macで音楽クラブの皆さんには、私の無茶ブリにお付き合い頂きまして、本当にありがとうございました。

このイベントにて、日本初公開のものがたくさんありました。
これって、すごい事ですよね!

会場では撮影が禁止だったので、写真はありませんが、イヤー、ホント、充実した内容でした。

あの大震災でツイッターで知り合った気仙沼人がいます。

2年前までは、東京、神奈川に住んでいて、気仙沼に帰ったばかり。
そこで被災。。。

幸いにも家が無事だったということで、Macで音楽祭りにも来て頂きました。
DJモノに興味があるとのこと。

ツイッターでは、悲しい(苦しい)書き込みを多く見ていました。

このイベントでは、ベスタクスさんのデモでプレゼンテーターをしているHiroshi Watanabeさんが目的だったそうで、サインを頂いたり、握手したり、その後の、彼の輝きが忘れられません。

このイベントを開催するにあたり、私自身の葛藤がありました。

果たして開催すべきなのか、否か。
東京は、どこもかしこも「節電」でもあり、どうしたものだろうか。

そんな私の心配は、彼の笑顔を見たら、ふっとびました!
そして、ご来場いただいた皆様から、良いコメントをたくさん頂きまして、あぁ、やって良かったと改めて思った次第です。

今回の反省点もあります。
それを次回には改善して、さらにパワーアップしたいと思った本日であります。

サロマ2011の反省

サロマ100kmウルトラマラソンは、完走したものの、実に辛い辛いレースとなりました。
忘れぬうちに反省します。

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良くない点
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<練習不足>
もうね、この1点につきます。
大震災の後とはいえ、練習する気になれば、どこでもいつでも出来たのだが。

しかし、やっぱり、精神的にはそれどころではなかったですなぁ。
来年は、シッカリと練習して望みたい。

<朝型になりきれなかった>
昨年も反省したのに、今年も同じです。
6月に入ったら、絶対に朝型にするゾ!

<身体が張っていた>
直前まで、パソコンにしがみついて仕事をしていたために、身体がバキバキでした。
そのために、横になってもグッスリと眠れず。
身体のあっちこっちが張ってしまった。
大会前1週間の過ごし方をどうにかしなくては。

<80km以降が良くない>
「止まらない、歩かない」と言い聞かせながら走ったけれど、とうとう80kmを過ぎたら、立ち止まるわ、歩くわ。

80km以降も走り続ける体力を持ちたいです。

<トイレ>
なるたけ空いてる所を見つけて入りたいわけですが、今回はレストステーションでウロウロしたり、ロスタイムが多かったです。
やっぱり、ホテルのトイレは混むのだから、最初から別のところを探すべし。

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良かった点
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<長距離練習>
練習不足の中でも、なんとか70km走を行い、その中で得たものは、
「辛くなったらペースを落として、それでも歩かない」ことでした。

今回は最初からペースを落とし目で走り、そのおかげで80km辺りまでは、割合と身体は楽でした。
(もちろん、足は痛いですけどね)

<携帯するもの>
今回は、初めてスポーツジェルを携帯して走った。
エイドが充実しているから不要かな?と思ったけど、昨年は暑くて喉が渇いたし、持ってみた。

正解でした。
途中から、急に気温が上昇し、貧血に陥りそうな感じがして、少しずつ口にふくんで、これでしのいだ気がする。
来年も携帯して走ろうと思う。

逆にもう持参しなくてもいいなと思うのは、iPod。
今年も聞く余裕なし。

<寒さ対策・暑さ対策>
スタートは寒い。
途中から、カーっと暑い。
こんな天気だったが、今年も長袖に長タイツ。

スタートは手袋をしてカッパ着て。
途中で手袋とカッパを脱ぎ、手袋はウエストポーチにしまい、カッパは腰に巻いて走った。
9時半過ぎからは、サングラスを着用。

これで、寒さにも暑さにも対応出来て、この点は良かった。

<栄養補給>
エイドでは、果物、野菜、おにぎり、梅干し、あんぱん、色々なものを少しずつ食べることが出来た。

特に、途中でいただいたアミノバイタルのスポーツジェルは、一気に飲まずに手に持って走り、少しずつチビチビと口に入れた。これは結構良かった。

<氷>
80kmを過ぎて、ワッカの中は、走り歩きになってしまった。
そこで、氷を紙コップに入れて、手に持って進み、時々、足や首筋を冷やした。

少しは痛みが軽減するし、気持ちが良かった。

以上が来年の参考になればと思っています。
ツーか、やっぱり来年も出るのか?(^^;

おだづなよTシャツ発送しております

サロマから帰って息をつく暇もなくといいますか、入荷したばかりの「おだづなよTシャツ」を箱や袋に詰めまして、集荷を待っております。今日はこの倍は作りました。

とても長らくお待たせしておりますが、ボランティアで仕事の合間に作っておりますため、本当にごめんなさい。

皆さんのお手元に早く届けたいです。

Tシャツの文字「おだづなよ!! 負けてたまるか 気仙沼」
気仙沼を元気にしてくださいね!

北海道旅行2011

昨晩、泊まったのは網走の「北海ホテル」さん。
私はこちらの宿に泊まるのは2度目。
ホテル内での夕食も美味しうございました。

他にもウルトラ出場者が多く泊まっていて、皆さん、足をひきずりながら歩いています。

8時過ぎには宿を出発して、北海道観光です。
これが楽しみで毎年参加しているようなものですから。

美幌峠(びほろとうげ)

屈斜路湖が美しいです。気持ちイイー。

美幌峠の道の駅で、北海道限定の「ガラナ」を買いました。

ガラナは、日本では北海道だけで販売されているようですが、コーラのような感じの飲み物です。

この「白熊ガラナ」はサイダーのような感じ。
喉ごし、さわやか〜。

双湖台(そうこだい)」に行きました。
2つの湖が見えます。パンケトー、ペンケトー。

さらに車は進みまして「阿寒湖」です。
北海ホテルさんで、お弁当をこさえてもらったので、それを阿寒湖見ながら食べようという計画です。

阿寒湖は、19歳の頃に一度来た事があります。

お弁当を持って、阿寒湖に参ります。

宿で作って頂いたお弁当。

阿寒湖を見ながら食べるお弁当は美味しい。
釣り人がいます。それを呑気にボーっと眺めます。
なんとも贅沢な時間が流れます。

さらに車は進みます。
北海道は広いですのー。
独立行政法人 家畜改良センター 十勝牧場」はホントに広い。

展望台から見る景色はすばらしい。

「夫婦柏」は道を挟んで仲良く並んでいます。

そして、どこまでも白樺並木が続きます。

車はさらに進みまして、本日の予定地・池田町に参ります。

私達のサロマランをサポートしてくださる岸本さん。
岸本さんが池田町に住んでいらっしゃるのです。

毎年、私達を100kmのスタート地点に車で送ってくださり、スタートを応援、それから50kmのスタート地点に移動して、50kmランナーを見送り、そして、ゴール地点まで車を移動してくださいます。

この応援がなければ、私たちがこのようにサロマを走ることが出来ないのです。

その岸本さんが、池田町で画廊を開いています。

「四季画廊」に参ります。

エー!
私たちの想像より、はるかにステキな画廊でした。

真ん中の背が高い方が岸本さん。

岸本さんの作品が所狭しと展示されています。
とても色彩が豊かで、引き込まれます。

どれもこれもすばらしい。
岸本さんは、朝日新聞の記者でした。
長野、東北、北海道と転任した後、帯広にいらした頃に退職し、十勝に定住したそうです。

それから水彩画を始めて、これだけのものを描きあがているのですから、すばらしいですね。

岸本さんの奥様から「すぐ近くにワイン城がありますよ」と教えて頂いて、参りました。

池田「ワイン城」

残念ながら工場見学は月曜定休のために閉まっていましたが、おみやげはたくさん買いました。ワインの試飲も出来ます。

さらに車は走りまして「幸福駅」です。
いまも、本日付けの「愛の国から幸福行きの切符」が買えるそうで、私もおみやげに1枚。

「幸福駅」には、多くの観光客がいらっしゃるようです。
よく手入れがされていて美しい。

レンタカーはガソリンを満タンにして、返却です。
今回も楽しい観光をありがとうございます。

とかち帯広空港」のターミナルで「お疲れさま〜」
幹事のツチダさん、車を運転してくださったイワサキさん、そしてご一緒くださった皆様、本当にありがとうございました。

大震災があって、サロマに出る出ないか、かなり迷ったけれど、おもいきって出場して良かったです。

さぁ〜て、来年はどーする?(^ー^)。

第26回 サロマ湖100kmウルトラマラソン

いよいよです!
「第26回 サロマ湖100kmウルトラマラソン」当日を迎えました。

2時20分起床です。

前日に目覚まし(iPhoneでアラームセット)して横になったのが20時半。
どこでもいつでも眠れる私も、さすがに、しばし寝つけず、、、と思ってる間に寝ていました〜。

それでも、22時半に目がさめて、また寝ては24時半に目がさめて、
その後は、しばらく眠れなかった。
やっとウトウトしたと思ったら、アラーム音!

起床です。
もう、仙人はとっくに起きていて朝食も済んだとか。早〜い。

私も顔を洗って1階の食堂へ。
他のお部屋の方も続々と準備中。

食堂には、セルフサービスで食事が出来るように用意してくださっています。
私は、今年もご飯はおかわりして頂き、胃腸の調子もバッチリです。
着替えて、トイレして、準備OK。

3時半には出発です。イザ!
車は順調に会場に向います。宿から会場まで30分もかかりません。

車が到着すると、数名は待てずに先を急ぎます。
私は、残った皆さんと記念写真など。

それからはバラバラに分かれて、それぞれに準備運動をしたり、荷物を預けたり、トイレに行ったりして、スタートを待ちます。

私は、陸連登録をしているので、前方からスタート出来ます。
列の前の方へ進も、ん?なんか今年は列がグチャグチャです。

昨年は、きちんとロープがはってあって、陸連の人はゼッケンを見せてからロープの中に入れたのに、今年は一般の方も前方にたくさんいます。これはよろしくないですよね、、、なんて思ってる間に、もうすぐスタート時間です。

私が本日ここに立てるなんて、思ってもみなかった。
あの大震災の後、3月、4月はほとんど走れず。
5月もGWは気仙沼にいて、それどころではなく、、、。
やっと走り始めたのが5月の半ば。練習不足。

それでも、今日ここに立ったのは被災地・気仙沼のため!と誠に勝手ながら思っております。
背中には「おだづなよ!負けてたまるか気仙沼」の文字。
これは、なんとしても完走したい。

本日、このスタート地点に立てた事に、心から感謝します。

ゼッケン番号は「745」
今年の登録は、結婚後の名前で初挑戦です。

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 スタート!(5時)
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10秒前とアナウンスがありました。
5、4、3と皆の声がそろっていきます。
2ー、イチ! ワーーーーー!
私は頭の上で拍手します。

サロマー、今年も来たよ〜〜〜!

昨年とは気温が全然違います。涼しいのを越えて、寒い。
これは、、、トイレ回数が増えると思われます。

私がスタートを通過したのは、27秒後です。

スタートから、「飛ばさない」ことを心がけていますので、ドンドン、ドンドン、追い越されます。
いいのです。ゆっくり行きます。

自分が「どこまでも走れる感じ」で心地よく走ることが出来るのは、キロ6分半ぐらい。
その速度でいけば、完走出来るかも。

キロ表示は、最初の5キロまでは1キロごとにあります。
2キロ地点で確認すると、おおよそ6分程度。ちょい速い。もう少し落としていきます。

なんとなく、肩から頭が重い。
腕をダランダランさせながら、ゆっくり進みます。
なんだろう?今年は真剣な人が多いのか?
あまり、おしゃべりしている人がいません。

仮装は、サラリーマンの人(右手にかばんを持って、スーツを着て走る人)、牛の着ぐるみの人、忍者などを見かけましたが、その程度でした。昨年はもっと居た気がします。昨年の完走率が低かったので、今年は真剣な人が多いのかな?

5キロのラップを手元の時計で見るとキロ6分15秒ぐらいですから、良いペースです。
このまま行けるといいのだが。

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 10kmの通過時刻:06:06:09(10kmのラップ:01:05:42)
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今年は少しコースに変更がありました。
それを知ったのは、昨晩の夕食時というのですから呑気です。

おかげで、前半に2度折り返しがあって、仲間に会うチャンスが増えました。

50km出場の仲間が応援してくださいます。
行ってきまーす!

トップ集団はワイナイナ選手を中心に4人ぐらいで集団を作っていました。
速い。
これ、ホントにウルトラなの???

仲間も順調に来ています。
お互いにエールをかけあって、進みます。

あれれ?
ツチダさんが、最後尾の方にいます。
エー?こんなところに居るなんて、これはおかしい。
アクシデントがあったのかなー?
ツチダさんは、「後から追い上げ派」ですから、ま、これも作戦の一つかも。

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 20kmの通過時刻:07:12:16(10kmのラップ:1:06:07)
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やっぱり寒いので、想定より早い時間帯にトイレに行きたくなりました。
トイレの列を見ると、数人が並んでいます。
あの人数では、10分以上のロスタイムだわ。少し我慢。

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 30kmの通過時刻:08:20:32(10kmのラップ:1:08:16)
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公衆トイレをチラリと見ると、女性の列が見えないので、少しコースからはずれてしまう分がロスタイムになるけれど、トイレに立ち寄りました。

外からはわからなかったけれど、1人が待ってました。
なかなか出て来ない。ウーン、やっぱり時間がかかります。

待ってる間に、上に着ていたカッパを脱いで、腰に巻き付けました。
サングラスも付けて、これから暑くなるであろう天気にそなえます。

和式のトイレにしゃがみこんだら、なんかグラグラします。まるで地震のように揺れています。
なんか体調が変だけど、気にしない、気にしない。

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 40kmの通過時刻:09:28:25(10kmのラップ:1:07:53)
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あら、もうすぐ40km。
ゆっくり走っているので、意外にも身体は楽です。

でも、ちょっと遅すぎるわ。
40kmの通過は9時25分ぐらいで収めたかったのですが、走力が落ちている証拠です。

42.195kmの関門をクリア。
ホッとします。まだ先は長いのにね。

今朝ほどは寒いぐらいだったのに、ドンドン気温が上がっています。
暑い。昨年を思い出すほどに暑いです。

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 50kmの通過時刻:10:37:10(10kmのラップ:1:08:45)
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40kmを過ぎると、少し坂道があり、
私は、上りに強いのかしら? 歩いている人達を追い越しながら、ゆっくりですけど走ります。

時々「気仙沼がんばれ〜」と声を掛けて頂いています。ありがたいです。

50kmの関門をクリア。
これは、予定よりも遅い。少し焦って来ました。今年も厳しい戦いです。

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 レストステーション(15分ぐらいでしょうか)
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レストステーションの少し前から、またトイレに行きたくなりました。

預けている荷物、別に受け取らなくてもいいのだけれど、ボランティアさんの連携はバッチリで、私が入ると、高校生ボランティアさんが、もう私の荷物を持って待っていてくださいました。ありがとうと御礼を述べて、受け取ります。

レストステーションでは、スポーツドリンクを飲み、
おにぎりを2つ頂き、ついでに「トイレはどこですか?」と聞くと、
「ホテルの中を利用してください」とな。

ホテルのトイレならきれいですから、寄って行こうと思います。
少し戻って、ホテルに入って、トイレを目指すと、オーマイガー、列を作っています。
皆さん、考えることは同じ。
ここで時間をロスしては完走出来ないから、トイレはあきらめて、少しだけストレッチして先を急ぎます。

昨年は、レストステーションを出た後の上り坂で、足がつってしまったので、今年は用心して、しばらく歩きにしました。身体が歩きに慣れた頃に、ゆっくりジョグに変更。

いい感じで動いています。
もう少しで60kmという手前に、また公衆トイレがあり、寄っていくことに。

しかし、私の前に入った男性が長い。。。
思わぬロスタイム。ホント、女性はトイレでのロスタイムが多いのが辛いです。

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 60kmの通過時刻:12:03:29(10kmのラップ:1:26:19)
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タイムは良くないけれど、身体の疲れ具合は、これまでの大会の中で、最も大丈夫。
これはいける?

ゆっくりでいいから「止まらない、歩かない」と心で唱えながら先を急ぎます。

68kmの私設エイド「斉藤商店」さんでは、今年も冷たいおしぼりが嬉しいです。
感謝・感謝。

そして、きゅーりや、トマト、ブルーベリー、プチアイスなどを頂いて、先を急ぎます。

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 70kmの通過時刻:13:25:55(10kmのラップ:1:22:26)
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70km通過!
私は、横に倒れ込むように止まっちゃったけれど、他の人達は止まらずに走っています。
皆さん、すごいなー。

しばし、ストレッチして、またゆっくり先を急ぎます。

74kmの「サロマ湖鶴雅リゾート」の私設エイド、今年も「そうめん」はなくなっていました。

暖かい「おしるこ」を頂いて、ちょこっと座り込んで、昨年はごとさんが来てくれたなぁ〜なんて、やっぱり、ごとさんを探しています。

ごとさん、今年も頑張りますよ〜!

先を急ぎます。
身体は動いていて、いい感じ。これは行けるかも。

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 80kmの通過時刻:14:48:25(10kmのラップ:1:22:30)
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80kmの関門は、ワッカの上り坂をあがって、もう少し行った先にあります。
毎年、ここが長く感じます。

その上り坂で歩いてしまって、そこから先が辛いのです。
そんな時に、「自衛隊で気仙沼にいました」という方から声が掛かりました。
「気仙沼がんばれ!」たくさんの声援も頂いています。

声援を受けながら、85kmまではなんとか走ったものの、85kmの看板を見つけてからは、もうダメ。
歩いたり、止まってストレッチしたり。

あっという間に時間が過ぎ去っていきます。
これはいけない。間にあわないかもー。

ワッカに入ってからも暑い。
かぶり水がなくなってしまった所が多いです。
私は氷をもらって、それを紙コップにいれて、時々、足や首すじなどを冷やしながら進みます。

貧血になりませんように。。。

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 90kmの通過時刻:16:18:23(10kmのラップ:1:29:58)
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90kmの関門は、最後の折り返しを過ぎて、またしばらく行ったところにあります。
ここもまた長く感じるポイント。

90kmを過ぎて、少しいったところで、向こうからツチダさんがやって来ました。
「ツチダさん、がんばれー」と声をかけますが、ツチダさん、目がマジです。
あんなに真剣な顔は初めてみた。

それもそのはず、90kmの関門まで、あと8分ぐらいしかない。
まだ2kmぐらいあるんじゃないかしら?間にあわない???

先を急ぎます。
心は急いでいるけれど、足は全然前に出ない。

背中に「気仙沼」の文字。これに恥じない走りをするゾと言い聞かせつつ。

96kmのキロ表示から、あと4キロに変わります。
心は折れ切っているけれど、今年は、絶対に完走しなければならないのです。

気仙沼が復興するかどうかなんだ!
なんて、勝手に思い込んでるだけですけど〜。

この辺りに来ると、胃腸は弱ってしまって、水も飲みたくない。
しょうがないから、直前に買ったドロップをなめながら進みます。

急に気温が上がったせいか、エイドにコップも足りないようで、
「コップを捨てないでください」と高校生ボランティアが言っています。

皆さんとコップをまわしあって、水を頂きました。
みんなで一緒に完走したいね!

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 100kmの通過時刻:17:50:24(10kmのラップ:1:32:01)
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あと2キロの表示を見つけると、不思議なパワーが出て来ます。
最後の1キロは、ビクトリーロードですから、もう歩かず、止まらず、走り続けたい。

ゆっくり、ゆっくり。
マラソン完走クラブの、アップジョグ、ダウンジョグを思い出しています。
あの感じで、ゆっくり進めば、きっとゴール出来る!

一歩、一歩。少しずつ、少しずつ。
そして、とうとう、ゴールです!
これまでの中で、一番、悪い記録。
けれど最高の感動!

ゴールで読んでもらうメッセージを前日に書いていました。
それが読み上げられています。

「地元・気仙沼のために走りました。気仙沼がんばっぺし!」

皆さん、ありがとうございました。

一緒に参加したメンバーのうち、
50kmの部は、2人とも完走。
100kmの部は、1人を除く6名が完走しました。

90km地点に間にあわないかも?と思ったツチダさんは、90km関門に向って猛ダッシュ。90kmも走った後に、キロ5分ちょいで走り抜けて、ギリギリの関門通過。ゴールの関門にも、わずか1分ほどを残しての完走。

本日は体調が悪かったそうですが、それにしてもその精神力はすごいです。

これは<参考記録>ですが、まぁ、ほぼこれでしょう。
遅いながらも、一定のペースを刻んでいるのは唯一、良かった点でしょうか。
来年は走力アップして参戦したいです。

ゴール後は痛む足に、アイシングをして、ソロリソロリと歩きます。
荷物を受け取って、レンタカーに乗り込むと、やっと、少し落ち着きました。

レンタカーは、本日の宿、網走に向って走ります。
今年も夕日がきれいです。

夕日に向って祈ります。
気仙沼が復興しますように。