気仙沼行きの乗車券を買う時は、2通りの買い方があるので注意して欲しい。
一つは、東北新幹線・一ノ関で降り、大船渡線に乗り換える方法。
もう一つは、東北新幹線・仙台で降り、気仙沼線に乗り換える方法。
仙台経由の方が安いし、東京発15時過ぎのはやて24号を使うと4時間でいける!(部下達は「ゲッ4時間も!」と言うが、「4時間しか」と言ってくれ)。なるたけ気仙沼線を使って費用を浮かしたい。時間も節約したい。
気仙沼駅でこれを買う時は簡単で、すぐに話は通じる。「ツー」「カー」ってなもん。しかーし、東京で買う時は面倒だ。
「仙台からはどうやって行かれます?」
「気仙沼線です!」と聞くや、JRさんはタタタッと端末の上を指でなぞり、その後はガツっと時刻表をつかむ。
慣れた手つきで全国地図から気仙沼を探し出す。手際がよくて感心する。
おそらくはその目の前の端末の「仙台から気仙沼線」の文字が見当たらないのだろう。しばらく地図を見た後、「気仙沼線…………ですか?……………….???」とくる。
窓口のこっち側から手を伸ばして、その地図のココントコを指差したいが、いかんせん、距離があって届かない。
それでも、一生懸命、首と手を伸ばして、
「そこの仙台から、、、」「その仙石線を使って」「あ、でも、仙石線には乗り換えないのですが、」「あの「こごた駅」から」「あ、それそれ、小牛田は「こごた」って読むんですけど」「それからこっちの方に」「これこれ」「これが気仙沼線なんです」(汗)
(JR)「あ~~~、これ~~~」
「これです。別々の線に見えますが、たぶん、別の線ですが、乗り換えずに気仙沼に行けるのです」
JRさんは私の言葉を鵜呑みにするわけもなく、気仙沼線のページを表示して、地図とそれを何度も見比べる。その間も私がそっちから、「あーだのこーだの」とうるさい。
「(気仙沼弁で)おせでけっから(わたくしが教えて差し上げましょう)」と思ってるわけ。そんなこんなで非常に時間がかかる。
(新宿のみどりの窓口は混んでいるのに)私がその列を長くしているかと思うと恐縮しきり。
仙台から気仙沼に行く気仙沼線は一日に2本しかない。
仙台~小牛田駅は仙石線の線路を利用している。
だから、時刻表をしっかり見ないとわからない(ツーか、見てもわかんない)。これをインターネットでササっと予約出来たらいいのにな~(新幹線の予約は簡単なんですけどね)。
これを読んで恐れをなした方は、とりあえず仙台までの乗車券を買って新幹線に乗ってください。そうして、気仙沼線に乗り換えたら、その車内で残りを支払うのがよろしいかと思います。