サンフランシスコのホテルの通信事情

三井さんのレポートによると、「RAMADA INN Union Square」&「RAMADA INN San Francisco Airport North」ホテルでは、高速常時接続が実現されている。Etherケーブルを差し込めば使える。Etherケーブルはフロントで貸してくれたそうだ。

他のホテルでも高速常時接続サービスが増えているそうで、さすがSFだ(ただし、こじんまりしたホテルの方が早く整備されていて、大型ホテル(高いホテルなど)は後手にまわっているそうだから、よくよく調べた方がいい)。

NYよりも、SFのホテルの通信事情は進んでいる。シリコンバレィに近いだけのことはある。

初めてSFに行った1996年に泊まったホテルは、一泊$88($1=100円の時代)と格安だったが、そのホテルにも電話とは別にモデム用のジャックがついていた。SFでは当たり前の事だったので、アメリカはそういうものかと思ってしまった。

ところが、1999年のNYのホテルでは、電話用の線が壁に「じかづけ」になっていて、モバイル通信出来ずに困った。苦情を申し出て部屋を変えてもらったが、アメリカの都市部でも場所によってかなりの格差がある。

Macお宝鑑定団のレポーターは、KDDIの携帯電話でいち早くアップしたり、プレスルームでAirMacによる無線LAN接続が可能だったりと、モバイル事情の変化は目を見張るばかりだ。

2年もがんばった携帯電話(iモード初代)を買い換えたいのだが、はてさて、どこのがいいんだか(その前に、いつも持って歩いてくれ、とスタッフから苦情が出ているんだけどね)。

謹賀新年

日経産業新聞では「ITの未来-アラン・ケイ氏が占う」って記事が出てて興味深い。

現在のパソコンは、彼が30年前に考えた携帯型パーソナルコンピュータ(ダイナブック)に、見かけ上は近づいているが、ソフトウェアはまだまだだと言う。

ゼロックス時代に彼が開発した「SmallTalk」という言語にサン・マイクロシステムズの「Java」が徐々に近づいてきたのは喜ばしい。

現在のブラウザは一般人がネットに簡単に書き込むことが出来ないのはおかしい。近い将来、Web上に自由に書き込めるようなブラウザが出るだろう。21世紀の最大の課題は、良い技術とそうでないものを区別する人間の識別力の養成だと言う。