少し落ち着いて…

やってみてわかったけど、3社の合併は、それなりに体力がないと無理だ。私ども3社は経営に困っての合併ではなかったので結果オーライだが、経営に困っての合併では、あっという間に厳しい状況におかれるだろう。

人間の手術も本当に弱ってしまってからでは出来ないのと似ている。「そんなことぐらい、ヤル前に知っておけ>自分」という感じ。

会社を(一人で)創ってから、「あ~、会社経営って大変なのね」などと呑気な事を言ってたっけ。ま、そのくらいお気楽な方がいろいろなチャレンジが出来るかもしれない。アハハ。

座席が決まる

新しい事務所に机を並べて、さ~て、どの席に座る? やっぱりみんな端っこが好きなので、隅は人気が高い。私も出来ることなら隅がいい。日本人は隅っこが好きらしい。レストランや電車の座席などは端からうまる。

アメリカ人は逆に中央が好きらしくお国がらを感じたりする。

日本人で中央の席に好んで座る人を一人だけ知っている。私の母。喫茶店、レストラン、どこでもそう。隅が空いてるのに、「あ~、こっちこっち」と子供のようにはしゃぎながら真ん中に座る。お店の人が気を利かせて「あちら(隅)も空いておりますが」などと言ってくれるが、「そんな端っこなんか嫌」と言う。だから、母と座る喫茶店はどこか落ち着かない。見られているような気になるのは、単に自意識過剰なのだろう。

さて、会社の場合は好き嫌いで物事は決まらないから、誰かが論理的に秩序を決めて、まぁ、それなりに席が決まった。

事務所・引越

土日も頑張り、なんとか事務所引越が完了した(まだ旧事務所に私物や廃棄物が残ってはいるが…あと少し)。利用した「アリさんマークの引越社」の皆さんの仕事ぶりが非常に良くて満足。

休日出勤してくださったみんな~、お疲れさまでした。明日から人並みに通勤が始まるよ~ン。

さよならボニート・ボーリング大会

先週・金曜日、最後の「ボニート・ボーリング大会」を開催した。いつもは忘年会に開催するのだが、昨年の忘年会は新制テレパス忘年会となったので、今年度は「さよなら大会」となった。

優勝は、ハンディ委員長・O君。
真の優勝者(ハンディなし)は、S君(不動の5連覇!)。

私? 私は、ハンディをいっぱいもらって(そんなにいらんと言ったが、ゲームがつまらなくなるとかでつけてくれた)3位。ハンディ委員長の采配がうまい。いい勝負だった。

優勝者一覧
1998年度 オヤマ
1999年度 S
2000年度 K
2001年度 Y
2002年度 O

ボニート物語 —16

この頃「合併発表」が多い。「合併」と「リストラ」が対になって発表されることが多いため、なにか暗いイメージがある。

「合併することになった。ボニートはなくなる。」と伝えると、「経営的に厳しいのか?」とやんわり聞いてくれる方が多い。

そうではない。経営的に厳しくなって合併するのではない。合併によってプラス効果があるから合併する。すでに業務提携による案件は始まっているし、なによりもスタッフがやる気を起こしているのは嬉しい限りだ。

これまでのボニートに足りなかった「開発部門」と「Webデザイン」を「合併」によって補えることで、ボニートがやりたくても出来なかった分野に進出することが出来る。

1月も残るところあとわずかになった。ボニートをご贔屓にしてくださった皆様、ありがとうございます。2月からはテレパスとして精進しますので、どうぞ、よろしくお願いいたします。

ボニート物語 —15

「合併しませんか?」という私の問いかけに秋山氏は驚いて、一瞬、凍り付き、その後で「一晩、考えさせて欲しい」と言った。

その翌日、私達は、むしろ合併によるデメリットをあげてみることにした。メリットはいくらでも出てくる。しかしながら、デメリットはいくら考えても出なかった。あまりにデメリットが見えないから怖いぐらいだ。何か大きく見落としていることはないだろうか?

互いの決算書を見て実態を見極めた。合併に関する書物を読み、この2社における合併が可能かどうかを調べた。合併を切り出した私から、テレパスを残しボニートは解散することと、秋山氏を代表とすることの2点を提示した。「合併」の話を切り出してから数日後、ボニートとテレパスの2社の合併を決定した。

その後、秋山氏が代表を務めるもう一つの会社「ティルダ」についての話し合いが行われた。株式会社ティルダは、株式会社レイズの代表取締役・中江氏と、テレパス株式会社の代表取締役・秋山氏の2人が代表を務める会社で、Webデザインを主たる業務としている。

設立当初は渋谷に事務所を構えていたが、諸事情があって、今はテレパス事務所の一部に机を並べていた。これを機にレイズかテレパスのいずれかに統合されるのがいいのではないかという話し合いがなされ、最終的には、秋山、中江、私の3人が集まって、テレパス・ティルダ・ボニートの3社の合併が決まった。

ボニート物語 —14

ボニートがやろうとしていることと、テレパスのビジネスモデルは非常に似ていた。

この数年間、秋山氏と私は頻繁に会うことがなくなっていたし、たまに会ってもお互いの仕事については話さずにいたから、同じ方向を向いて仕事をしていることに気づいていなかった。

「yosou.jp」の暗唱に乗り上げた部分を「うちがやりましょう」と秋山さんが言ってくれた。テレパスとの共同作業の始まりである。ボニートにないものをテレパスは持っているし、その逆も言えた。それぞれの仕事の幅が広がりそうでワクワクした。

「yosou.jp」を進めるうちに、お互いの利点を活かしつつ協力体制をとる「業務提携」を決めた。しかしながら、いざ「業務提携」の運用を考えると、やりにくい点はある。あくまでも別会社だという意識がある。仕事の進め方が違う。どちらかの会社に出向いての打合せは時間ばかりかかって進みが遅い。

ある晩、私が切り出した。「合併しませんか?」