さかな日和@新中野

さかな日和」さん。72度目。18時に予約するも、もっと早い17時20分にお店に到着。

今日のお花は「うらじろぎんば」。

生ビールお願いします!

いかの塩辛。

にらともやしのナムル。

刺盛(小)。

季節野菜のサラダ。

ダンナは、宮城峡・シングルと炭酸水。ダブルを頼むも品切れに。

私は赤ワインお願いします!

赤ワインをもう一杯。

締めは、味噌煮込みきしめん。

ダンナは角・シングル。美味しいです!

歌舞伎座:團菊祭五月大歌舞伎(昼の部)

松竹創業百三十周年・尾上菊之助改め 八代目 尾上菊五郎襲名披露・尾上丑之助改め 六代目 尾上菊之助襲名披露「團菊祭五月大歌舞伎」です!

今月も参りました!

尾上菊五郎、菊之助、の襲名披露。華やかじゃのぅ。

ここで記念写真を撮る方が多い。良い写真です。

歌舞伎座の中へ。

今日のお席は、桟敷・西10の1番。一日、出遅れただけで、桟敷席が埋まってしまっており、やっと見つけたお席。

富士山が描かれたお祝いの幕。

一、寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)
三番叟:松也
三番叟:歌昇
三番叟:萬太郎
三番叟:尾上右近
三番叟:種之助
附千歳:米吉
千歳:雀右衛門
翁:又五郎

イヤホンガイドによると「三番叟」は「松羽目物(まつばめもの)」というそうです。「松羽目とは正面に大きな松を描いた板羽目のこと」、「能、狂言の演目を、歌舞伎に移した作品を上演する際に使われる」。「三番叟」はおめでたいものとして上演されるようになった。

歌舞伎には4つの種類がある。「時代物」、「世話物」、「新歌舞伎(新作歌舞伎)」、「歌舞伎舞踊」。「歌舞伎舞踊」は「道成寺物」「石橋物」「風俗舞踊」「松羽目物」があり、「松羽目物」はお能と狂言からきている。能の舞台は松が描かれているところから「松羽目物」と。

神楽鈴を使って清らかな音を聴かせ、テンポの良いものに仕上がっている。三番叟が5人と華やか。襲名披露の時などに演じられる。

お弁当は「蟹めし弁当」、1,900円。半分食べる。

二、歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)
武蔵坊弁慶:團十郎
富樫左衛門:菊之助改め八代目菊五郎
亀井六郎:松也
片岡八郎:尾上右近
駿河次郎:鷹之資
常陸坊海尊:男女蔵
源義経:梅玉
後見:右團次

八代目菊五郎たっての希望で実現した「令和の團菊」の共演による「勧進帳」。「勧進帳」は市川團十郎の家の芸。松羽目物の第一号。正面に大きな松。セリフ1つで場面が切り替わる。「勧進帳」のお囃子は「長袴」だそうです。

義経は平泉に堕ちて行く。義経は「この先の関所をどうやって乗り越えるか?」と聞く。関所は力強く通うろうと皆が話すが弁慶はそれに反対する。この山伏で通ろう。弁慶はリーダー格に相応しい出立ち。山伏と聞いて、蘇我氏はすぐに処刑するのはやめる。弁慶は何も書いてない巻物を見て読み上げる。義経は心配して傘の下から見る。弁慶は声高らかに読み上げる。蘇我氏は質問する。弁慶は「天下泰平の祈祷をしている」と答える。蘇我氏は「なぜ、金剛杖を持っているのか?」と質問する。「尊い杖でお釈迦様にも伝わったもの」と答える。きちんと答えた弁慶。蘇我氏は「失礼なことをした」と物を渡す。弁慶は「砂金」だけを受け取り、「あとは帰りに受け取る」と話す。

その時、蘇我氏は義経であると確信する。しかし「武士の情け」で「見逃すことにした」。五代目:菊五郎の型。「目頭を抑える」。義経は「弁慶のおかげで助かった」と話す。「弁慶は一度しか泣かなかった」という伝説がある。それが義経へのお詫びの涙。義経はそんな弁慶の手をとっていたわる。この3年間、苦労して平家を滅ぼしたのに、むくわれることはない。この状況に、四天王も皆、涙。長唄が20分続く。

ラストは「弁慶が飛び六方で豪快に引っ込む」。拍手喝采。

残りのお弁当を食べる。旨い。イヤホンガイドは「尾上菊五郎と尾上菊之助」のインタビューが始まる。食べながら聞く。

三、三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ)
河竹黙阿弥・作

大川端庚申塚の場
お嬢吉三:時蔵
お坊吉三:彦三郎
夜鷹おとせ:莟玉
和尚吉三:錦之助

世話物の醍醐味を味わえる。2月3日は節分。1月1日から1月7日あたりのこと。厄年の人は節分までに厄落としをする。季節的背景を踏まえて、節分の夜に出会った3人。お嬢吉三、お坊吉三、和尚吉三。お嬢吉三の名台詞「月も朧(おぼろ)に白魚の篝(かがり)も霞む春の空、冷てえ風も微酔(ほろよい)に心持よくうかうかと、浮かれ烏(うかれがらす)のただ一羽塒(ねぐら)へ帰る川端(かわばた)で、棹(さお)の雫(しずく)か濡手で粟、思いがけなく手に入(い)る百両、ほんに今夜は節分か、西の海より川の中、落ちた夜鷹(よたか)は厄落し、豆沢山(まめだくさん)に一文の銭と違って金包み、こいつぁ春から縁起がいいわえ」・拍手喝采。

四、京鹿子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ)
三人花子にて相勤め申し候
白拍子花子:菊之助改め八代目菊五郎
白拍子花子:丑之助改め菊之助
所化:友右衛門
同:萬次郎
同:権十郎
同:門之助
同:彦三郎
同:坂東亀蔵
同:竹松
同:新悟
同:廣太郎
同:児太郎
同:廣松
同:光
同:男寅
同:玉太郎
同:歌女之丞
同:吉之丞
白拍子花子:玉三郎

本日のお目当てはこれ。玉三郎が「道成寺」だ!そりゃもう、美しいし踊りは素晴らしく言うことなし。しかしながら、それ以上に驚いたのは、新・菊之助だ。まだ11歳とは思えないほど立派な舞踊。よく頑張りましたね。そして、手拭いを巻く。私の席には全く飛んでこない。羨ましく思いながら見る。ラストは3人が鐘に乗り、ポーズを決める。拍手・拍手・拍手。素晴らしい舞台です。

外に出ますと「夜の部」待ちの人達が大勢いる。満席ですね! 記念写真をパチリ。

玉三郎の道成寺を見ることが出来て、本当に幸せ。

地下に降りて写真を購入。今月は5枚。玉三郎を4枚と、

「京鹿子娘道成寺」の三人花子。美しい〜!

銀座駅まで歩いて、そこから地下鉄に乗って帰る。今月も素晴らしい舞台をありがとうございます。