歌舞伎座:秀山祭九月大歌舞伎(夜の部)

歌舞伎座です! 玉三郎が「夜の部」に出演するので、今月は夜の部に参りました。

地下鉄を降りて、いつもの場所で写真。パチリ。

エスカレーターで上がって、パチリ。

今日は「本日千穐楽」の横断幕。楽日だなぁ。

イザ、中へ。本日のお席は「桟敷席・東2の二番」。ホットコーヒーを買って着席。

一、妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)
近松半二・作:太宰館花渡し、吉野川
太宰後室定高:坂東玉三郎
久我之助:市川染五郎
雛鳥:尾上左近
蘇我入鹿:中村吉之丞
大判事清澄:尾上松緑

これは本当に歌舞伎らしい演目。玉三郎の定高を見るのは2度目(たぶん)。前回は2016年9月

お話は大化の改新(645年)の時代だが、衣装、髪型とも江戸時代のものだそうです。1771年(明和8年)大阪・竹本座で近松半二が書き下ろしたもの。

2つの家の親子、「母と娘」と「父と息子」の物語。奈良・吉野にある山。太宰家と大判事家の領地争いがもとだ。ところが、娘と息子は出会い、そして恋に落ちる。許されぬ恋。天下をとった謀反人・蘇我入鹿は両家を取り潰そうと考える。

妹山と背山。夫婦を表す言葉になった「妹背山」。国の領地争い、その間にあるのが吉野川だ。今日は花道が二つある。こちら側にも花道。

玉三郎、松緑、その息子の尾上左近、そして市川染五郎。4人が並ぶ。見応えたっぷりでございます。

買った写真はこちら。

お弁当を頂きます。「味めぐり」、2,100円。美味しいです!

二、歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)
武蔵坊弁慶:松本幸四郎
源義経:市川染五郎
片岡八郎:中村歌昇
駿河次郎:中村種之助
亀井六郎:市川高麗蔵
常陸坊海尊:大谷友右衛門
富樫左衛門:尾上菊之助
後見:中村吉之丞

毎回、寝てしまうのが「勧進帳」だ。なぜか、、、。今回もまた熟睡でございます。申し訳ありません。

1185年に平家が滅亡し、義経が鎌倉へ参じるが梶原景時から「裏切り者」と言われ、逃げる義経。九州に向かおうとするも暴風雨にあい、平泉に向かう。「安宅の関」を通るところが、このお話。

そして、私はグッスリと眠り、幕が降りる頃に目が覚める。なんともまぁ。

外に出て見上げると、わっ、幕が変わってる! 「錦秋十月大歌舞伎」だ。

「二日初日」の幕も。早いねぇ〜。

記念写真を撮って、帰ります。