「第14回 気仙沼を元気にする会オンライン」開催しました

「第14回 気仙沼を元気にする会オンライン」を開催しました。

日 時:11月26日(日)AM10:00 〜 11:15
会 場:Zoom
参加費:無料
講 演:気仙沼「まるオフィス

冒頭に私の挨拶で始まりました。すみません、つたない挨拶でございます。

そして気仙沼から中継だ。「まるオフィス」の千葉可奈子さん登場。「おはようございます」と「おしめさんの浮御堂」から登場した。松岩小学校出身。

「まるオフィス」さんは2011年の大震災を機にボランティアでいらしていた方が移住した方々が6名、Uターンが3名、合計9名の組織。地元の中学生、高校生の探求学習の応援、移住支援、関係人口づくりを展開している。

「気仙沼まちなかプラットフォーム」が始まった。震災後は様々なことが整備された。BRT新駅開業やピア7が出来たり、道路が出来たり、浮御堂も新しくなった。ハード面は進んでいる。そんな中、市役所の移転が決定した。市役所が移転した後、街はどのようになっていったら良いのか。行政だけではなく官民が一体となってビジョンを作っていこうと持ち上がった。

「気仙沼まちなかエリア」は、「ふつふつと新たな価値が浮き立つ・みんなの母校」に内湾エリアをしていこうという話になった。港と町が一体となっている地域で気仙沼ならではの歴史や文化が特徴的な気仙沼の顔となる。このエリアの魅力を最大限に活かして回遊したくなる環境、滞在したくなる環境、コミュニケーションを楽しめる場をドンドン作り出していこう。ワクワクすることが起きるようなエリアにしていく。地域の人も地域以外の人も立ち寄りたくなるようなエリアにして行くことを目指している。

観光や宿泊など他地域から来て頂くような地域にしていきたい。プロジェクトが走っている。

「エリアとして目指す姿」は「エリアの外からも立ち寄りたくなるようなエリア」、「チャレンジに溢れ、「ワクワク」するエリア」、「「人」「文化」「経済」が活発に融合するエリア」。

「まちなかエリア」は4つの場所を選んで、ここを重点的にやっていく。
・海の見える道
・内湾広葉
・神明崎周辺
・市役所庁舎周辺

このうち、上の3つをご覧いただきながら説明をしていきます。

最初は「神明崎周辺」です。「五十鈴神社」さんだ。五十鈴神社では社務所を改装しカフェとして活用している。その「五十鈴茶房」は週末のみの営業。11時から16時。2024年1月1日まで。神社をはじめとした地域の古材を使ってデザインしている。この街を知ろうといったイベントも開催している。

「五十鈴茶房」さんに行ってみる。「チャット」に質問をどうぞ。

熊田(私)は小学生の時に足が遅くて運動会が大嫌いだった。そこで「おしめさん」で練習を積んだ思い出がある。そのおかげで、小学校5年生の時に3位、小学校6年生の時に1位になった思い出がある。五十鈴神社の神様のおかげでした。

気仙沼は晴れ。おしめさんから見る景色は素晴らしい。魚網で作られたベンチがある。しっかりしている。ハンモックのようだ。魚網なので強度があるのでしょう。さっそく「五十鈴茶房」さん。作った斉藤道有さん登場。

道有さんは3月11日ヒカリプロジェクトで2018年まで開催していた。その後もいろいろな事をやってきたが、今回は「社務所をカフェにする」ことのプロデュースをしている。

「五十鈴茶房」に入る時の「暖簾」もおしゃれ。通常は11時オープンだが、今日は特別に開けて頂いている。9月27日からオープンしている。土日だけのオープンだが市内外から、たくさんのお客さんがいらして頂いている。

天井の感じも良い。元々の躯体には手をつけていなくて、「タイムトラベラーズ」さんが回収したものでデザインして作った。その最初の回がこちら。テーブルもそう。良い仕上がり。そのテーブルは内湾の夜景も見れるようになっている。夜も来てみたい場所。昼間、見て頂きたいのは「窓からの眺め」。内湾を見下ろすような形。なかなか社務所に入ることはないと思う。内湾を綺麗に見ることが出来るように枝の撰定などもした。

ここに座って「恵比寿どら焼き」を食べる。これは最高ですね。「どら焼き」には「立ち恵比寿」だ。恵比寿様の二代目が流された後に三代目がかかえている魚は、「鯛」から「鰹」に変えた。食べにいらしてください。「絶対に食べに行きます」とコメントが入る。

2024年1月1日までの営業としている。神社だけではなく、氏子さんの問題やお祭りが止まってしまっているという問題もある。今は月に一度ずつどうやって行くかの検討会をしている。来年はどうやっていったら良いか、地域全体で考えられるようにと思っている。おしめさんは、気仙沼のソウル。大事にしていきたい。

Zoomは21名。Facebookでライブを開催。60名くらいがご覧になっている。

道有さんから年末年始の予定は調整中。年越し、年始は何かやろうかとは検討している。質問があり「部屋の片隅のレトロなテレビは映るんですか?」、回答「テレビとしては映らないが、ビデオなどは映る」。

昭和2年に気仙沼は「百景」に選ばれ、その記念の写真がある。昭和6年くらいの写真だろうとのこと。浮御堂が完成するのが昭和7年で、まだ完成する前(建設中)の写真。

「おしんめさん文庫」を作った。図書館と連携している。ここにいらした方はここで読める(ここでしか読めない)。他にも読んで欲しい絵本を置いている。

「どら焼き」が本当に美味しい。「あんこの本」もあるので、読んでください。神社でゆっくり過ごすことって滅多にない。お参りして帰る場所と思っていたら、こういう楽しみも良いですね。

「夜景のライトアップ」や「樹木」もそうだが、他にもやりたいことはまだいくつかある。人が集まる場所として、活気や力になればと思っている。今は市外から4割がいらしている。気仙沼のカッコ良い場所として活用して欲しい。

「先日、行きました。景色も良くて、落ち着いたカフェです」とFacebookにコメントあり。

階段が大変です。カメラを持って、どら焼きを持って歩いてます。道有さんの奥さん、お子さんとすれ違う。

「おしめさん」のそばの「公園」は去年か今年に出来たばかり。お孫さん、お子さんとも遊んでください。震災後に公園が出来ている。海側には、あまり公園はないので珍しい。

「フラットゲート方式」をとっている「防潮堤」を見ながら歩く。昨日、市の訓練があり「閉まる訓練」があった。ゆっくり閉まる感じ。

「福よし」さん、「鮨智」さん、美味しい食事が出来る。「臼福」さんは立派な建物。「ウロコ」みたいに光っている。我が実家跡地。空き地になってます。隣に「マルカン」さん、近くに「藤田屋」さんもある。

「読んで楽しめるパネル」が16箇所くらい置いてある。これを読みながら、たどっていくと内湾がグルっとわかる。

ここは「屋号通り」だった。家の前に屋号が書かれていたし、お互いを呼ぶ時に名前ではなく屋号で読んだ。私の家なら「マルキ」。屋号が珍しいと大学の教授が研究に来たりしているそうです。目的の屋号に向かって船が入ったりしたとチャットに書かれた。その通りです!

この後、太田に進む。「エリアリノベーション」が起きている。「あき家問題」が深刻。あき家を改修して、まちの財産として扱っていこうという動きが始まっている。

太田の「はまちどり」さん。アーティストやデザイナーが集まる場として改修している。「はまちどり」さんは昔はスナックだった。ここは武山さんの同級生の家。

「王将飲食街」は最低限のリノベーションをして貸し出す予定。ちょっとチャレンジしたいという若者達に貸出す計画。レトロな感じが良い。今日も「おそうじワークショップ」をしているようだ。

太田は昭和の時代には賑わっていた。

「亀の湯」には父は正月に息子を連れて行っていた。魚町のダナハン達も皆、正月の午前中に「亀の湯」に入っていた。裸で「明けましておめでとう」と挨拶していた。

床屋「昭和軒」さんの先代のお父さんのカットは「昭和軒カット」だった。前髪が曲がっている。皆、同じように曲がっていて、あぁ、「昭和軒」だとわかった。

防潮堤の下を歩く。内湾の「海」を漁港だけではなく「観光」としても使えないかといろいろな事を始めている。「水上アクティビティ」といって「水上自転車」、「ハンドパドルボート」、「水上ピクニック」など。8月12日から9月末までの土日に実施した。たくさんの人で賑わった。

武山さんは、ここの浮島で「海上ストリートピアノ」をした。電子ピアノを乗せて、一般の人に弾いて頂く。大きめなスピーカーを2台置いて、湾内に響くように設置した。動画を見る。世界初だったろうと思う。

防潮堤が良い反響板になって、とても良い音になった。思わぬ副産物だった。来年も企画しようと思う。エフェクトもかけてないのに良い音。演奏した方(横浜の方)も上手い人だった。募集は「三陸新報」に出した。祝日開催で、飛び入りもOK。仙台の人は遊覧船に乗っていて知って弾いてくれた。ライフジャケットを着てピアノを弾くのはなかなかない。命懸けでピアノを弾くのは初めてと言っていた。

モニュメントが出来ている。写真映えもする。

「ヒラケル」と「ユワエル」の間を歩行者天国にするアイディアがある。内湾はいろいろなチャレンジが始まっている。シェアスペース「スクエアシップ」に到着した。

「まるオフィス」の紹介。まるオフィスは中学生、高校生の探求学習の支援を中心に活動している団体。「若者の社会への自己効力感が低い、若者の学習意欲の地域差・大」という問題がある。「自分で社会を変えられる」と思うのは日本で18.3%。「チャレンジ姿勢町村は大都市より-11.4%(マイナス)」。

そんな中、「気仙沼学びの産官学コンソーシアム」を作り、まち全体で高校生の学びを支える仕組み。

「気仙沼市探求学習支援事業」は、探求学習CDNの派遣、放課後探求クラブの設置。

気仙沼の特徴は地元の方とガッチリ組んで取り組んでいるところ。その事務局などをサポートしている。

ここでまとめられたムービーを見る。ムービーの最後には市長さんが興味深い話をしている。

「地元産業とのコラボ:地元の仕事体験や東京の展示会出張」、「リベラルアーツの公開講座」、「公営の探求学習塾ナミカゼ」などをしている。

12月1日には「下町ロケット」のモデルになった植松努さんをお招きして中高生に講演をする。大人も参加可能。

中高生はさまざまな問いを持っている。

「気仙沼」と「問いストーリー」で検索すると、もっと多くの情報を見ることが出来る。

コーディネーターをしっかり入れて探求学習のサポートするのは珍しいことで注目を集めている。

12月3日にピア7で中高生が発表をする。

マンスリーサポーターを募集。ご寄付をお願いします。月に300円から寄付が可能。

ちょうど1時間15分で終了となりました。ありがとうございました。

次回は2月下旬開催予定。市長さんをお招きする予定。懇親会もする予定。対面です。ぜひ、いらして下さい。