歌舞伎座(夜の部)です! 「二月大歌舞伎」。
少し早めに到着し、すぐに地下に行き、お弁当を購入。イヤホンガイドを借りる。
本日のお席は、1階 2列8番。前回の、すぐ後ろの席。花道のすぐ横。
1.一谷嫩軍記 熊谷陣屋(くまがいじんや)
熊谷直実:中村吉右衛門
藤の方:中村雀右衛門
源義経:尾上菊之助
亀井六郎:中村歌昇
片岡八郎:中村種之助
伊勢三郎:尾上菊市郎
駿河次郎:尾上菊史郎
梶原平次景高:中村吉之丞
堤軍次:中村又五郎
白毫弥陀六:中村歌六
相模:中村魁春
すみません、最初の方は寝てしまった。途中からパっと目が冷めて見入ります。花道のすぐ近くだから、最後の方、吉右衛門が本当に涙を浮かべて演技をしているのをジっと見てました。何度、この役を見たでしょうか。当たり役です。菊之助の義経も良いですね。
2.當年祝春駒(あたるとしいわうはるこま)
工藤祐経:中村梅玉
曽我五郎:尾上左近
大磯の虎:中村米吉
化粧坂少将:中村梅丸
曽我十郎:中村錦之助
小林朝比奈:中村又五郎
華やかな舞踊。女形の米吉、梅丸が美しい。左近は松緑の息子さん。お祖父さんの追善に良い踊りです。きちっとしていて将来が楽しみ。
3.初世尾上辰之助三十三回忌追善狂言 名月八幡祭(めいげつはちまんまつり)
縮屋新助:尾上松緑
芸者美代吉:坂東玉三郎
魚惣:中村歌六
船頭長吉:中村松江
魚惣女房お竹:中村梅花
美代吉母およし:中村歌女之丞
藤岡慶十郎:中村梅玉
船頭三次:片岡仁左衛門
本日、一番のお目当がこちら。玉三郎と仁左衛門。玉三郎の蓮っ葉な役って似合うんですよね。そして仁左衛門の悪い男も。松緑が良い味を出してます。よくよく稽古しましたねぇ。素晴らしい。最後に玉三郎は松緑に殺されてしまう。そういう悲しい結末も歌舞伎にはある。松緑はかつがれて連れさらわれる。悲しい結末。本当に、あの日、泊まらずに帰っていれば、こんな悲しい話にはならなかったのに。そういう事は現実にもありましょうね。
今日もイヤホンガイドは、「四代目 尾上松緑 特別インタビュー」と「秘蔵の音源がよみがえる! 昭和56年 親子三世代インタビュー再放送」が流れた。恩師・西方節子先生がインタビューされていて、若々しい声が懐かしい。