主婦というのは大事な役割だった

母と一緒に暮らすのは、高校卒業以来ですから32年ぶりでしょうか。

盆・正月にいても、せいぜい1週間ですけど、今回はすでに1ヶ月になります。

母は、お友達もいない東京で、目も不自由になってしまって本を読むことも出来ないため、出来ることといえば、お料理!

これはダンナと私に、ことのほか喜ばれておりますから、実に一生懸命です。

そういえば、昔もこういう食事をしていいましたっけ。

朝から、必ずみそ汁を作ります。
朝は私の担当ですが、具が少ないと、

「も少し、野菜入れたら〜?」と催促されます。
野菜のみそ汁、豆腐のみそ汁、わかめも入れてね。

朝から食卓には、おかずがズラリ。
これは食べきれませんよーと言うけれど、いつの間にか全部食べてる。

お煮染めや、きんぴらごぼうなどは、デフォルトであります。
「豆を煮だの」ってこちらでは何と言えばいいのでしょうか。
「ふじっこのお豆ちゃん」の金時味といえば通じますでしょうか。

これと梅干しも食卓に並べ忘れると「出してちょうだい」と催促が来ます。

これらはサブメニューで、これにメインがつきます。
狭いテーブルは、さらに狭く、さほど大きくない冷蔵庫はパズル感覚で攻めないと入りきらない。

母は、専業主婦でしたから、家族の健康のため、自分の食の欲求のため、食事は美味しかったなぁと改めて思うわけです。おかげで私どもは元気に大きくなりました〜。