「常識とは、十八歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう」アインシュタイン
目を引くタイトル、冒頭にアインシュタインの言葉。
つかみはバッチリで、おもわず私も読んじゃいました(笑)。
落ちている千円札よりも、大切なものがたくさんある、ということでしょうか。ところどころ賛同しがたい部分もあるが、それも含めて自分の考えをキッパリと言い切り、著者の個性が出ている。
ビジネス本を読んでいると、松下幸之助氏の言葉を引用する場を見かける。この本にも引用がある。
値切りは半分に、値上げは3倍に(松下幸之助)
この言葉には松下幸之助のあふれんばかりの思いやりが詰まっていると書いている。気になる方は、本書をご覧下さい。
この本の中には、「自分が選んで気に入った服が、ダサいと言われて……..」というくだりがある。たまたま同じ日に「伊勢丹な人々」を読み、そういえば私は、この10年ほどファッションには疎くなっていることを思った。
若い頃には随分と洋服に時間とお金をかけた。そのエネルギーの低下ととともに、何かが、低下しているかもしれない。それは著者が書いている「変化」なのか?
その点女性は、いくつになっても流行に敏感で、香水も服も髪型も、次々と新しいものに変えていく。最近、こうした女性の持つ「変化する力」が、仕事にも大きく影響していることに気づいた。