TMUG例会

TMUGの例会で、Adobeの方が「Lightroom(パブリックベータ・英語版)」のデモをしてくださった。
フォトグラファーのためのソフト。しかもプロユース。
私には関係ないかな?と思いながら見ていたが、効率のよい操作性や、よけいなものをいっさい表示せずに写真だけを表示する方法などは、スッキリとして気持ち良い。
Photoshopと対抗するソフトではなく、Photoshopを補完するソフトという位置づけらしい。そのため、Photoshopにはないような「スライドショーからFlash書き出し機能」などを付けていて、おもしろい。

プロユースとコンシューマーユースの違いって何だろう?
ぶっちゃけ、やっぱ、価格よね。このソフトがいくらで発売されるのか?

読書:千円札は拾うな。

「千円札は拾うな。」安田佳生・著。

「常識とは、十八歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう」アインシュタイン

目を引くタイトル、冒頭にアインシュタインの言葉。
つかみはバッチリで、おもわず私も読んじゃいました(笑)。
落ちている千円札よりも、大切なものがたくさんある、ということでしょうか。ところどころ賛同しがたい部分もあるが、それも含めて自分の考えをキッパリと言い切り、著者の個性が出ている。

ビジネス本を読んでいると、松下幸之助氏の言葉を引用する場を見かける。この本にも引用がある。

値切りは半分に、値上げは3倍に(松下幸之助)

この言葉には松下幸之助のあふれんばかりの思いやりが詰まっていると書いている。気になる方は、本書をご覧下さい。

この本の中には、「自分が選んで気に入った服が、ダサいと言われて……..」というくだりがある。たまたま同じ日に「伊勢丹な人々」を読み、そういえば私は、この10年ほどファッションには疎くなっていることを思った。
若い頃には随分と洋服に時間とお金をかけた。そのエネルギーの低下ととともに、何かが、低下しているかもしれない。それは著者が書いている「変化」なのか?

その点女性は、いくつになっても流行に敏感で、香水も服も髪型も、次々と新しいものに変えていく。最近、こうした女性の持つ「変化する力」が、仕事にも大きく影響していることに気づいた。

読書:伊勢丹な人々

「伊勢丹な人々」川島蓉子・著。

「伊勢丹」のパワーがみなぎる本。
10年前まで伊勢丹が大好きで、週に一度は、なんとなくブラついた時期があった。その後、混みすぎておそれをなし(私が年をとった?)、入り口辺りをチロリと見て立ち去るようになり、今は会社から近いのに、足を運ばないでいる。せいぜい地下で手みやげのお菓子を買う程度か。

この本を読んだら、久しぶりに行ってみたくなった。
時代の先端を行く人達がどのような視点で見つめ、伊勢丹という文化を作り上げているのか、そこにはすごいエネルギーがある。

著者にこの本を書くきっかけを与えたという藤巻幸夫氏は、イトーヨーカ堂に移り、「IYG生活デザイン研究所」を設立し、スーパーに独自ブランドの立ち上げで話題を集めている。
TVで見た藤巻氏は、歩きながら早口で話し、細かいチェックをする。パワーあふれる姿は強烈なインパクトとして残る。そういう個性ある人達を育てる文化が伊勢丹にはあるようだ。参考になる。

今はあらゆる業界で大きな変革の時期だなー。
変革の渦の時代にいることは、ものすごーくワクワクする。