母と東京見物

午前:(母の希望で)目黒雅叙園の見学コースに申し込んでいた。
こういうコースがある事を東京在住者は知らなくて、田舎モンの方が詳しかったりする。
百階段と昔のお部屋の見学と美味しいお料理がセットになったコース。

百階段と現存する部屋は「千と千尋の神隠し」で出てくる場の元にもなっているらしい。(私は「千と千尋の神隠し」に詳しくないので、どのシーンかよくわからないが)。
目黒雅叙園の成り立ちは興味深い。創業者は丁稚奉公から財をなしている。「日本で最初の結婚式場」とか「最初の貸衣装の導入」など、先見の明がすごい。

(写真撮影の許可を頂いています)

(目黒雅叙園の中は広くて、まるで外にいるような錯覚に陥る)

午後:靖国神社、「遊就館」を見学。

母の叔父2人が戦争で亡くなっている。海軍だった叔父と、ガダルカナル島で亡くなった叔父は、いずれもまだ20歳そこそこだったらしい。

「私たちは忘れない」という50分ものビデオ上映を見る。戦争は私たちの世代にきちんと伝えられていないと思う。日本史では、その頃をササっと読み飛ばして、詳しい事はわからないまま大人になってしまった。

(そんなところに)わ!・地震。
戦争の遺品などを見ている時に揺れると、何か恐ろしさも倍増で、「キャー」という悲鳴が館内に響いた。

九段下の駅に向かう途中、母が「千鳥が淵」を見たいというので歩く。そのまま半蔵門駅に向かう。
母は娘のように「初めて見るもの」に興味津々。遠足気分。

しかーし、地震の影響で電車が止まっていることに気づく。
タクシーもつかまらず、バスも来ない。
結局、九段下から半蔵門駅を通り、麹町を通り皇居に出て、そのまま銀座まで歩く!

皇居のまわりは、歩く人が大勢いて、遠足のような楽しさ。けど、ヘトヘトでした。