前から気になっている作家・角田光代氏の本。まずはエッセイから読んでみようと思った。
本のタイトルにもなっている「これからはあるくのだ」は、たまたま前方から歩いてきた老人がころんでしまった時に、角田さんが乗る自転車を指差し「猛スピードでぶつかった」と事実と異なることを言い、そんなことから、二度と自転車に乗るまいという決意し、「これからはあるくのだ」となる。
その様の描写が活き活きとしていて良い。
小説も読んでみたい。
前から気になっている作家・角田光代氏の本。まずはエッセイから読んでみようと思った。
本のタイトルにもなっている「これからはあるくのだ」は、たまたま前方から歩いてきた老人がころんでしまった時に、角田さんが乗る自転車を指差し「猛スピードでぶつかった」と事実と異なることを言い、そんなことから、二度と自転車に乗るまいという決意し、「これからはあるくのだ」となる。
その様の描写が活き活きとしていて良い。
小説も読んでみたい。
Web2.0関連の読み物があると、つい手にとっちゃうなー。出版社の思うツボだなー(笑)
この本には、Web2.0的なサイトの紹介があり、どういうところが2.0なのか説明している点がわかりやすいと思う。
「眠眠打破」では懸賞などを設けてみる人をあきさせない工夫。
「情報考学 Passion For The Future」というサイトは著者の知人が書評などを書いている。
「百式 – 100SHIKI.COM」はおもしろいサイトを紹介する。
この本の中にはかなり多くのサイトを紹介していて、それを見ていくだけでもおもしろい。著者もまずはやってみることを薦める。それをどのようにビジネスに活用していくかがキーなんだけど、そこんとこがピン!とくればいいわけだが。
詩人、作家、そしてエッセイストである白石公子(こうこ)ちゃん(高校の同級生)の書き下ろしエッセイ。
帯は「うんうんわかる。こそっと笑える。40代のひとり暮らし。」
40代はもちろん、頑張ってる女性に読んで欲しい本。肩の力が抜けてやさしい気持ちになれる。公子ちゃんの感性があちこちに光る(女性の気持ちがちっとも理解出来ない男性にも読んで欲しい)。
「ズボン」のところは、思わず声をあげて笑いそうになるのを押し殺した。「ズボン」って言わなくなったねー。
ズボンの語源を探ると国語学者であり歌人の落合直文「ことばの泉」にたどり着く。落合直文は気仙沼出身者。生家は「煙雲館」。
「犬」のお話に、小太郎君とおぼしき犬がチラリと登場いたしまする。公子ちゃん、うまく書くねー。
公子ちゃんが卒業した大妻女子大では「恥を知れ」が校訓だそうで、そのくだりが面白い。
結構、私達って「はずかしーーー」って言ってるね。
「はじらい」とか、そういう言葉は最近聞かなくなったが、いくつになっても「はじらう気持ち」は残していたい。
この本は2004年に出されていたのに、今頃でごめんね。
今年のお薦めの本を1冊教えてと言われたら、迷わずにこの本ををあげたい。
著者は「株式会社グランド・デザインズ」の代表。私と同世代。大学生の時には作曲家になりたくて、就職活動もろくにしてなかったらしいが、ひょんなことから営業の仕事に就く(ふふふ、私と同じような経歴)。
「2-6-2の法則」2割はスーパー営業マン、6割は標準的な営業マン、そして2割は箸にも棒にも引っかからない営業マンという法則があるらしい。
スーパー営業マンをそろえたいと経営者は願うが、そんな事はあり得ない。
仮にスーパー営業マンがいたとしても、彼らは同じところには留まらないらしい。ということは標準的な営業マンをいかに効率的に営業がとれるようにするかということが大切。
著者が打ち出した案は、結構、思いつきそうで出来ない大胆なアイディア。営業マネージャーは部下に「日報を書かせない代わりにヒアリングをする」「同行営業する」の2つ。
特にヒアリングは大切で、1日に一人30分を厳守する。「今日は何もないので」と言って2〜3分で済ませないこと。うん。効果が上がる気はする。私も現場でサポートなどをやっていた時は、その日の終わりに必ずMeetingを開き、翌日に仕事を残さないように、部下の疑問に答えることにしていた。それは確かに効果があった気がする。
事務所に飛び込み営業がよく来る。申し訳ないが、うちは本当に間に合ってるし、忙しいからすぐにお帰り頂いている。「こんなんで効果があるのかしらん?」と思っていたが、やっぱり効果があるらしい。
もっとも、効果がなかったら、こんなに大勢の営業の人が飛び込み営業しないもんね。飛び込み営業したことのない私には、辛い仕事に思えるが、うまくいく人はドンドンとってっちゃうんだろうなぁ。
「USEN宇野康秀の挑戦! カリスマはいらない。」和田勉・著。
イケメン社長の宇野氏のことを書いた本。
大阪有線・現在/株式会社USENの2代目社長。親の跡を継ぐ前に、仲間らと一緒に起業した株式会社インテリジェンスの初代社長で、現・会長でもある。
優しいお坊ちゃんなイメージからはほど遠い苦労人のようだ。
親の会社の跡をつぐというのは大変なことだと常々思っている。
私は自分で起業することは出来たが、父の会社を継ぐことは難しかっただろうと思う。親と子では考え方もやり方も異なる。すべてにおいて比較される。親のやり方を変えることは並大抵の事ではない。それを成し遂げた。
著者の和田氏は、宇野社長のことを次のように書いている。
真っ当さとベンチャー精神
- 宇野は、起業や再生を実現した有能な社長でありながら、チーム経営を重視する
- 宇野は、スピード経営を標榜しているのに、長い会議が当たり前
- 宇野は、事業をまじめにコツコツとやあっているが、非連続性の決断・行動もある
- 宇野は、ソフトな人当たりとハードな内面を併せ持つ
そういったアンバランスな点が宇野氏の特徴かもしれない。
「新入社員が劇的に成長する3か月プログラム」中尾ゆうすけ・著。
本日から、新入社員が入った。テレパスの新人教育のうち、ヒューマン教育担当は私なのです。
「人生・気合いだー」と思ってるんで、うまく伝えられているかどうか、、、。熱き心は伝わっているかもしれないが、論理的じゃない。と思っていたら、この本があったので読んだ。
従来の私のやり方もあながち悪くはないかもしれない。
ただ、冒頭にある「目的を明確に」がいまいち伝わってなかったように思う。反省し、今回は「目的を明確に」しつつ進めようと思う。
テレパスの新人君。がんばろうね!
タイトルに「中村」の文字があるが、V字回復に関わった多くの人達が登場している。なので登場人物が多い。相関図を入れて欲しいほどで、その辺が少々、煩雑に感じる。
もともと松下は底力があったわけで、そこに「破壊と創造」を打ち出した中村氏のリーダーシップは、ものすごいものがある。それを支える人達が多くいる。そのまた影には下支えするさらに多くの社員がいる。
私の神様は松下幸之助だが、その幸之助氏だって失敗はあっただろう。幸之助亡き後も「松下家」に対する忠義があるわけで、それでも、それを「破壊」する勇気には脱帽する。もう少し、中村氏という人物に焦点をあてたものを読んでみたい。
大好きな浅田次郎の本。
文句なしにおもしろい。ぐいぐい引き込まれる。
突然死してしまったデパート勤務の椿山課長。
極楽浄土に行く途中、「俺はやり残したことがあるんだ」とお願いし、死後7日間(実質3日間)という期限付きでこの世に戻してもらう。ただし、まったく別の姿で戻ってくる。本人だと悟られてはいけない。そうして見た真実の世界。父親の自分に対する愛情。そして真実の愛とは…。
みなまで書いてはいけないので、あとは本をご覧下さい。
「西田敏行と伊東美咲で映画化」は読み終えた後で知った。
著者はボストンコンサルティング日本代表・御立氏。テレビ東京のワールドビジネスサテライトにコメンテーターとして登場するのを見ている。やさしい物言いながら、物事を的確に捉えてコメントするところは好感を持てる。若い頃はバンドをやっていたことなどは身近に感じたりする。
「はじめに」の中で「本当に大事なのは、「知識」×「使う力」で結果を出すこと。「知識」と「使う力」は掛け算なので、「知識」が100点でも「使う力」が0点なら、まったく結果につながらない。」と書いている。そして、
「ビジネスリーダーの基本要件は四つの要素から成っている。「人間力」「業界・社内常識」「経営知識」「使う力」の各要素だ。」と書いている。
大事な要素である「使う力」だが、それを説明するために多方面から見ているので、私の読み手としての力不足のため、少々、物足りない気はする。物足りないのではなく、広くなりすぎたきらいもあるか。
「知識」だけではいけないということはわかった。ところで、知識も足りない私は、何からどう手を付けたらいいもんだか。御立氏のような方にコンサルして欲しいですのー。コンサル料は高いんでしょうね〜。