気仙沼ちゃんの宿「アインスくりこ」

テレビ朝日「旅の香り」をご覧になったでしょうか?

萩本欽一さんと氷川きよしさんが、気仙沼市大島の「アインスくりこ」を訪ねた様子が放映された。

こちらの宿は、1977年頃の「欽ちゃんのドンとやってみよう!」というTV番組に出演して人気者になった気仙沼の女性(気仙沼ちゃん)が女将をしている。

「欽ドン」は、その当時、すごい人気番組で、その中でも「気仙沼ちゃん」はおもしろくて大人気だった。気仙沼の知名度を一気に上げてくれた方でもある。しかしながら気仙沼ちゃんは、芸能人の道を進むことはせずに、地元で普通にお見合いして、結婚したのであります。

大島は、4月に私も参加した「気仙沼つばきマラソン」の開催地。
来年は、この宿「アインスくりこ」に泊まってマラソンに参加してみてはどうでしょ?
「待ってっからねー」

Your Music. Your Mac.(アップル)

アップルの32階セミナールームで「Your Music. Your Mac.」という音楽系のイベント(セミナー)が行われた。

アップルがこのような音楽系イベントを開催してくださるのは、久しぶりではないかしら?

思えば、2003年11月に、我々ユーザグループが主催して、アップルにご協力いただいた「Macで音楽祭り」以来かも。

音楽ベンダーさんのハード・ソフトを見ることが出来て、そしてその場で質問が出来て、やっぱりこういうイベントは楽しいよね。欲しいものがいくつも出来てしまった。やっぱ音楽制作にはMacでしょ!

中学の修学旅行

中学校の修学旅行も様変わりしたよね。
私達の頃は…。

私は気仙沼出身で、中学の修学旅行は「日光と東京」だった。
当時は、気仙沼から一ノ関まで大船渡船に乗り、そこから東京には(新幹線はないので)特急「はつかり」とかに乗って、全部で8〜9時間以上かかった。

私の「初めて東京」は、この修学旅行。
私以外にも「初めての東京組」は多くて、テレビで見る東京に、妙な期待を持っていた。

日光東照宮を見た後は、東京にバスで向かい、上野動物園(バンダが珍しい時代)、東京タワー、国会議事堂、羽田空港、迎賓館(の前をバスが通るだけ)、銀座のデパートで買い物、という予定だったかと思う。

当時の気仙沼中学校は11クラスもあり、たしか2班に分かれて行動した。
それでも、泊まる宿は一つだったように思うがどうだったのだろう?
仮に1つだとしたら、500名近い人が泊まれる宿はあったのだろうか?

卒業アルバムを開くと、我々が泊まったらしき「日本学生会館」の写真がある。所在地はどこだろう?ネットを検索したがヒットしない。ご存知の方がいらしたら教えてください。

その頃の修学旅行の、唯一の自由時間は、「上野動物園内」と「銀座のデパート内」だけだったように思う。あとは、旗を持つ先生の後をセッセと付いて歩いたっけ。

弟が言うには「これって普段はなかなか行かない場所だよね」
オー、そうね。
東京出身者が案外と東京タワーに登ったことがなかったりする。

良い思い出です。

午後は晴れたよ

東京は朝から雨。
西山中学校の皆さんは、雨の修学旅行で大変だなーと思っていたら、雨は上がり、午後は晴れた。わずかな時間しか会ってないのに、なんだか母心だわ。

そこに西山中学校の先生が、わざわざ挨拶にお見えになった。
ご丁寧にありがとうございます。

こういった先生のご指導があって、生徒さんがキチンとしているんだなーと感心。
マスコミなどが先生の事を取り上げる時は「良くない時」と決まっているが、実はこのように熱心な先生は多いんだろうね。西山中の皆さん、楽しい思い出がいっぱい出来るといいね。

歓迎:西山中学校3年の皆様

宮城県仙台市立「西山中学校」3年1組の7名の皆様が、テレパスにお越しになった。

「訪問学習」といって修学旅行を利用して、職場を訪問して話を聞くというもの。

上野駅から自力で、テレパスまで訪ねて来てくださった。迷わずに来たとのこと。すごいねー。

皆さんは、挨拶はきちんとしていて、おみやげまで頂いて、驚きました。
私への質問項目も事前によく考えられていて、私からの逆質問にもきちんと答えています。我々、大人の方が、ちゃんとしていないかもしれないと、教わった感じ。
西山中学校の皆さん

私から中学生の皆さんに伝えたいのは次の通りです。
(これは毎年、新入社員の皆さんに話している私の考えです)

質問:起業家になるために必要な事はどういうことだと思いますか?

「そうぞう力」です。
「そうぞう」は、「想像」であり、「創造」でもあります。

頭の中は、無限に「自由」です。
それは、どんな権力を持ってきても、制限することの出来ない場所なんです。
その自由な場所で「想像」を繰り返し行うことで、「創造力」が増し、豊かな人生を送ることが出来るでしょう。

ちゃんと伝わったかな?

皆さんの「学生時代の思い出」はすばらしい財産です。大切にして下さい。

振り返れば、私が中学生の頃には、こんなにちゃんとしていなかったように思う。今日、お越しくださった皆様、来て頂いてありがとう。
西山中学校の皆さんと私

昭和の歌を口ずさみながら…

事務所のラジオから山口百恵の「としごろ」が流れた。一緒に口ずさんだ。
良き昭和の時代。気仙沼は元気だった。私も若かった。グスン。

キーチ君のmixi で「イコーレ気仙沼」が閉店した事を知った。
時の流れとはいえ、切ない。

「イコーレ気仙沼」は、1966年にオープンした「丸光(まるみつ)」デパートが前身である。気仙沼に最初にエスカレータが登場したのは「丸光」だ。私が小学校1年生に入学する年に祖父とエスカレータに乗って、私の「鉛筆けずり」を買いに行った。

私の祖父は、その時代に、すでに珍しくなった「和服」を通した人で、エスカレータに下駄で乗った。その途端に、足を取られた祖父がひっくり返ってしまった。

先に「初めてのエスカレータ」にチョコンと乗った私は、すぐ後ろでドテっという音と「イデデ」という祖父の声、係の人があわててやってきて、エスカレータが停まった事が鮮やかに蘇る。祖父は明治生まれには珍しく身長が180cmほどある大男で、そのうえ和服だから、ただ居るだけで目立つ人だ。エスカレータのまわりは多くの人が集まって注目を浴びた。その時買った「鉛筆けずり」は、まだ実家で母が使っている。

そんな「丸光デパート」は、高度成長とともに潤った。屋上には子供の遊び場があり、乗り物には子供達が列をなした。とにかく日曜日には大勢の人が繰り出した。

ところが、郊外に大型スーパー・ジャスコが出来て、その巨大駐車場に若い人達がいってしまい、旧市街地はスッカリなりを潜めた。

私の家は「丸光」に5分とかからぬところにあるから、それでも、何かと買い物に行った。「丸光」は「ビブレ」と名前を変え、「ビブレ」が撤退する時には従業員らがお金を出し合い、「イコーレ」として再スタートしたがままならず、帰省するたびに「がんばってください」となにがしかの買い物をしたが、その度に縮小されていくのが痛々しかった。

キーチ君が言うように「ノスタルジーでは語れない」そこには現実がある。旧市街地には年寄りばかりが残った。年寄りは車の運転が出来なくなる。足が弱る。近くの店で買い物をしたいと、口をそろえて言う。それでも購買力が足りない。60歳以上がいなくなったら、本格的なゴーストタウンになってしまうのだろうか? 若者が住まなくなってしまった原因を探し出し、改善していくほかはないのだ。

仮に気仙沼の旧市街地だけが、このようなシャッター通りであるならば、気仙沼の問題とも言えようが、日本全国でこのような事態になっているということは、もっと大きな考えでもって、地域を再生しなければならぬ。

私の家の2階から眺める気仙沼湾は、穏やかでキラキラしている。
その2階の応接間の椅子に座り、海を眺めた祖父を思い出す。
このきらめきをもう一度、なんとかならないだろうか?>全国に住む気仙沼出身の皆さま。

読書:ひとは情熱がなければ生きていけない

「ひとは情熱がなければ生きていけない(勇気凜凜ルリの色)」浅田次郎・著。
ひとは情熱がなければ生きていけない

浅田次郎の「勇気凜凜ルリの色」シリーズはすべて読んでいる。今もすぐに手の届くところに置いて、たまに眺める。

この本のサブタイトルに「勇気凜凜ルリの色」とあるから、読まずにはいられない。久しぶりのエッセイ。エッセイとしてまとめたというよりは、講演で話したことや、何かに掲載したものをまとめたもの。内容的には「たしか前も読んだ」こともあるが、時を経て書く文章は、さらに磨きがかかっている。

この本の「ひとは育ちから何を学ぶか」の章に、

私の生家を例に挙げれば、戦前から続く「東京都中野区上町」には町内会が存在したが、「東京都中野区中央4丁目」という標示に変わったとたんから、(つづく…)

浅田次郎の出身が私が住む新中野とは驚いた。小太郎の散歩道に「上町町会」の掲示板があったはず。会社帰りに寄り道してみた。

オーオー、これこれ。
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前から「上町」って何だろう?と気になっていた。この一帯のあちらこちらに「上町」の標示が残る。小さな神社があって、その倉庫にも「上町」の標示あり。
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この神社には、主のような猫がいて、小太郎は子犬の頃にこの敷地内で、その猫に追いかけられたのが後遺症に残り、今も猫が恐い。

「浅田様、今も「上町町会」は存続しているようですよ」と、会えるなら伝えたい。

本によると、この辺りはすっかり様変わりしたようだけれど、古い家が数軒ある。その家の様子から想像すると、この界隈は緑が美しい良い街だったろうと思う。じいさん・ばあさんが多く住んでいるから、浅田次郎の少年時代のこの街のことを、覚えている人も多いだろう。誰かれかまわず、その頃の事を聞いてみたいという衝動を押さえつつ。

浅田次郎がこの辺で遊んだのかと思うと非常に嬉しい。これがファン心理ってヤツですか。

幼少の頃に通ったという銭湯は、この「沢の湯」ではないかしらん?
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第5回 多摩川ロードレース大会(10km)

「第5回 多摩川ロードレース大会(10km)」に出場した。
第5回 多摩川ロードレース大会

天気予報では、東京は26度まで上がるらしいが、スタート10時の天気は曇り。風もなく、穏やかなマラソン日和。

会場は、JR立川駅で南武線に乗り換え「矢川」駅下車15分の「国立市 矢川グラウンド」付近が集合場所。

大きな大会ではないので、受付も混み合わず、貴重品の預け、トイレも並ばずに済ます。スタート地点である「国立市 矢川グラウンド」で軽くジョギングしてウォーミングアップ。いい感じで準備出来た。
第5回 多摩川ロードレース大会

アナウンスでは「過去に倒れて病院に運ばれた人がいます。がんばらないようお願いします。」と連呼。

本日、ここに立てたことに感謝する。

「国立市 矢川グラウンド」を2周して、多摩川沿いに出る。コースは平坦。適度にカーブして、ちょい先までしか見えないのが良い。

ゼッケンは「825」。
40歳以上女子10kmの出場予定は37名。最高齢は72歳。
ゼッケン825

多摩川沿いの道幅は狭い。私の隣の(たぶん同世代)のメタボおじさんがハァーハァー呼吸は荒く、足音もドタバタとうるさい。スタート直後にこんなんで持つのかしらん?と余計なことを考えつつ、そういう私も同じペース。

同じ多摩川沿いでも「第25回早春ジョギング大会」のコースは地面が土だったが、今回のコースは舗装された道を走る。5kmの少し先が折り返し地点。

その後(後半)がいけない。呼吸は乱れ、足は思うように前に進まない。最後はかなりきついながらも完走。記録はたぶん56分以内と思われ。自己記録を更新したようだ。嬉しい。
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矢川駅に向かう途中「くにたち郷土文化館」はこちら、という看板があったので、行ってみた。「国立市」の歴史のスライドを見る。この辺り、気仙沼のように、のどか。
くにたち郷土文化館

帰りの中央線は、立川から国分寺まで乗って、「特快」が来るので降りて乗り換え、三鷹で(荻窪には停まらないことがわかって)乗り換え。ちょっと座っては熟睡。テレパス社員で、南武線・西国立から通勤している者がいる。結構、遠い。毎日の通勤お疲れさまです。

自宅に戻り、頂いた資料を読んでいると、主管の「東京ランニングクラブ」は、「月例多摩川ロードレース」と「月例赤羽マラソン」を開催しているようだ。当日の申込で500円。5kmと10kmがある。参加してみようかな。

Macユーザグループ例会はしご

今日は、昼:TMUG例会、夕方:Macで音楽クラブ例会と、2つのMacユーザグループ例会をはしご。

TMUGには、ソノランブルー代表の田中さんと、エルゴソフトの岩田さんが、ゲストでお越しくださった。

ソノランブルーの田中さんは、公開されている「Colorful Paint」との他に、公開前のソフト2つをデモしてくださった。田中さんが作ったソフト(公開(発売)前のもの)はとても便利そうで、表現力豊かで、使いいたいです。貴重なデモをありがとうございます。

エルゴソフトの岩田さんは、「egword Universal 2」のデモを見せてくださった。処理が高速であることや、様々な便利で気の利いた機能が良い。最近はPDFでデータを送ることが多いから、MacユーザはMacらしいソフトを使うことが出来るようになったと思う。作業効率は上がる。

読書:号泣する準備はできていた

「号泣する準備はできていた」江國香織・著作。
号泣する準備はできていた

先日読んだ「銀座24物語」に掲載されていた作家の一人、江國香織さんの著書。第130回直木賞受賞作品。

amazon の「カスタマーレビュー」では厳しい評価もあるが、私には非常に良かった。
さりげない日常が、この人の文章で鮮やかに活きる。
彩りというのか、食感というのか、肌触りというのか、そういうものが伝わる文章。

詩人はすごい。その研ぎすまされた感性。この人の作品をもう少し読んでみたい。

そういえば最近、ネットで本を買う頻度が極端に減った。
一時期は、本の購入のほとんどがネットだったが、おおげさに包装されて届くのが面倒になった。開くにも手間がかかるしゴミも出る。それが急に面倒くさく感じて。

本は実際に手に持ってみて、ページをめくって、目に飛び込んでくる文字の勢いというのか、そういうのがいい。だから、少し時間があると書店に行く。それが楽しみ。
ここ最近は、書店60%、古本屋30%、ネット10%という割合。じっくり選んだ本は「つんどく」をせずに読み切るようだ。

この本もとある書店で、私に飛び込んできた本。