日曜日の気仙沼、走りましょう〜!
今日は前々から走りたかった唐桑方面へゴー。
本町から港町を通って魚町へ。
「まる平」さんの建物取り壊しが進んでいました。
ドンドン、何もなくなるわー。
ちょうど、大島から船が入って来ました。これこれ、これが私のふるさとの景色。
太田のさん坂を通って、鹿折へ。
45号線を通って行きますと、、、アララララ、唐桑トンネルです。
走れるかしらん?
見ると、一応、白線が引いてあって、人が通れるようにはなっている。
エイ。
しかし・・・恐い。
車がビュービュー通って、その音が恐い。
狭いので、すぐそばを車が通過する。
排気ガスとういか、空気が悪い。
トンネルが長い。
泣きそうです。
戻るに戻れない。
もう二度と走って通るのは止めようと思いながらラン。
坂をグルーっと降りまして、GoogleMapさまがたよりでございます。
唐桑に来ましたよー。
こちらのお宅は津波対策をして、2階以上にお住まいだったでしょうに、あの津波には太刀打ち出来なかったようです。
トコトコ走って、あらら!コンビニがある!
右手にセブンイレブン、左手にローソン。へぇー。
おにぎり買って、お店で食べて、ちょっとストレッチして、、、なんて呑気にしていましたら、あらら、小雪が舞ってますよー。まぁ、雨よりはイーか。
エイっと外に出ます。
ちょいと道を間違えたような、間違えてないような、行ったり来たりしながら進みます。この道でいいのかなー?
そうこうしているうちに、小雪はみぞれまじりになってきました。寒い。
バス停がある。
おもわず立ち止まって、次のバスが来る時間を確認したりして。
あぁ、あと30分後です。
バスに乗っちゃおうかしらん。
立って待っているよりは身体を動かした方が暖かい。
エイ、次のバス停に行くのじゃ。
ということで、2つ3つのバス停で時間を見つつ、、、
まだ20分はあるのかー。次、次。
なんて言ってるうちに、県道26号です。
これをズーっといけば鹿折に出るはず。
ゴー!
むむむむむむむむ。
この道は、あまり車が通らないのは助かるが、坂道がきつい。
心が折れます。
もうね、ジョギングじゃなくてウォーキングですからー。
あとで聞きますと、ここは舞根(もうね)峠というそうです。
歩きでもきついわー。
一人旅。
自分を元気づけるために、歌でも歌いましょうか。
「なごり雪」エー、それかい(^ー^)。
行けども、行けども、たどり着けない。
上りきった後は下り坂。ダダダーっと行きたいのは気持ちだけ。
実際には、トコトコトコトコ。
そうして、やっとの思いで鹿折に到着しました〜。
共徳丸(大型船)が見えます。
この「共徳丸」は船主の意向で解体される方向のようです。
地元としては、メモリアルとして残しておきたい気持ち半分。
この地域一帯の、犠牲になった方々を思うと解体すべきという気持ち半分。
共徳丸も被害者だと、ある方が言ってました。
誠にその通りで、船が多くの家をなぎ倒したことはそうだけれど、船が悪いのではなくて、あの津波が引き起こしたこと。
みんな、みんな、被災者なんです。
ということを考えながら、あと少しだわー。
私の実家の工場が一つ。
鹿折地区に、奇跡の工場といいますか、残っています。
この屋根におばちゃんと従兄弟が残り、一晩を過ごしました。
その時に、流れて来た人々を数人助けたと聞いています。
ここまで波が来たのかと思うと、津波の恐ろしさを思い知らされます。
魚町を通る時に、これこれこれ!
「たいやき」を食べずには通れませんぞ。
みぞれまじりの雨は、本格的な雨になって来ました。
先を急ぎましょうぞ。
八日町、三日町を通り、一路、本町を目指します。
あぁぁ、見えた。わがアパートでござる。
今回の唐桑の旅は、御崎までは行けずじまいだったので、次回は御崎まで行きますよー。つづく。