一番最初のページが「大人が人を叱る時の心得」ですよ。
もうね、この文書だけで、あぁ、この本を読もうと思うわけです。
若い女の子に”KY”という言い方があって、空気が読めない人のことだ、と説明された。「馬鹿言ってるな。なぜいい年して女、子供の吸ってる空気を読まにゃならんのだ」
痛快ですね〜。
この本を読んで、伊集院さんが今は仙台に住んでいることを知った。
あの震災の時も仙台で被災されたようだ。
そして夏目雅子さんが亡くなった時のことも、独特な言い回しで悲しみが伝わる。
いまの世の中の多様化とか、さまざまなことに、「俺は俺だ」とか「俺はこう生きるのだ」的な、頑固親父というのか、一本筋が通ったところを随所に感じることが出来て、久しぶりにスカっとする読み応えある本でした。