どこまで続くのか…偽装販売

たしかに、昔は(昔といっても、ほんの10数年前は)今ほどに賞味期限についてうるさくなかった。賞味期限は消費期限とは違うらしいし、「まだ食べられるのに」と思う人が多いことはわかる。

いまだに私の母は、そんなモン見ちゃいないし(笑)
実家の冷蔵庫には、恐ろしく古いモノも平気で入っていて、そういう環境で育った娘(私)は、ちょっとくらい古いモノも平気で食べちゃう。動物的感覚で「あ、これはいけない」と判断しているわけで、食べ物でお腹をこわしたということも、思い当たらない。

けどさ、それを製造元、販売元が偽ってはいかんでしょうよ。
それよりも、なぜに従業員は「止めよう」と声をあげないのだろう?

「悪い事は悪い」と声を上げるのは、そんなに勇気がいることだろうか?
私は会社員になったことがないから、そんな事を言っていられるのだろうか?

これほど多発すると、一企業の問題というよりは、現在の日本の中に潜む深い問題としか思えない。しかも、それは、これまで「立派」だと思ってきたエリート連中の中にもある。立派なはずの大人達にも蔓延する「自分さえ良ければ」的な発想が卑しく見える。日本は大事なものをどこかに置き忘れているのじゃないか。