「戦略経営の発想法」木村剛・著。
「そうそう!」とイチイチ相槌を打ちながら読んだ。私なんぞが言っても説得力に書けるが、木村さんほどの方がこういう事を書いてくださると、説得力があっていいっスね~。
表紙に「ビジネスモデルは信用するな」だもんね。いきなり。
「ビジネスモデルは後知恵だ!」というタイトルがある。
「ビジネスモデルで成功するなら苦労はない」ってホントだよ。経営者は模索しながら必死でやっておるのでござんす。
ドン・キホーテの安田社長に木村さんが「起業をする人は、私を含めて頭が悪いと思うんです(笑)」と言うくだりがある。
すると安田社長も「そうそう、馬鹿者なんです。頭が悪いんですよ(笑)」と返す。これこれ。そうなのよね。ホント計算が出来たら起業しないって。私なんか相当な馬鹿です。
「ソニーの盛田さんは「わからないけど、とにかくやってみよう」という台詞をよく口にしていたようだ。」く~・私もそう言っちゃうんですよ。でも、一番違うのは、私には説得力がないのね。社員を説得出来るか否か。それはやっぱり人間の器なんでしょうね~。
信越化学工業の金川社長が「一言で言えば、勘ですね」という箇所がある。いろいろ考え、悩み抜いた後には、やっぱり「勘」なんだね。勘が冴えるように日頃から精進しないといかんね。
ワタミフードサービスの渡邉美樹社長は「社員は家族だと思っています」と言う箇所がある。私もそう思っている。社員の中にはそう思わない(思いたくない)人もいるかもしれないが、私は最初の社員を入れた時から、ず~っとそう思っているし、口にしている。
登場人物の言葉にいちいちうなづいて、誰かれかまわずに、読んで聞かせたくなった。読んで聞かす相手もないので、ここに書いてるってわけ。
ってことで、元気をもらって明日もがんばるゾ。