気仙沼の宮登、そしてパルポーへ

気仙沼に帰りました。
2年ぶりに開催される「第61回 気仙沼みなと祭り」に母を引っ張り出すことが目的。
ダンナは小太郎と留守番をお願いして一人で参りました。

夕方に到着して、母と食事に。
震災前は南町にあった「宮登(みやのぼり)さん」
父が生前、好きだったお店です。
震災にあって、いまは田中前でお店を開いています。
行ってみましょう!

母と2人なのでカウンターに座らせて頂きました。
お久しぶりでございます。
「徳仙丈のつつじツアー」の時にお弁当も美味しかったです。ありがとうございました。

「季節のおまかせ(2,500円)」をお願いしました。
美味しいです!

まずは枝豆が出まして、
次にマンボウ、わかめ、きゅうりの酢みそ和え

実は鶏の唐揚げが美味しいのです!

お刺身は文句なしに美味しうございます。

焼き物は、鯵の塩焼き

締めはご飯か麺を選べます。麺をお願いしました。

お腹いっぱいでございます。

帰り道、歩いてブラブラ。
ゴットというお菓子で有名な「パルポー」でお茶して行くことにしました。

お店の中で母の知人に偶然会いました。
いまは仮設に住んでるとのことですが、この秋には息子さんが住む埼玉に引っ越すことを決めたと話していました。

去る方もその決断は辛く、残る者も寂しくなります。
1年以上がんばってきても、遅々として進まない復旧・復興。

ここに来ても、人口流出が止まりません。
それが負のスパイラルに入ってしまって、「あの人も」「この人も」と出ていく人の数を数えてしまうような、そんな辛い状態が続いています。

千田健太選手おめでとう!

ロンドン五輪フェンシング男子フルーレ団体で銀メダルに輝いた千田健太選手おめでとうございます!

健太選手は気仙沼市出身です。
松岩小学校、松岩中学校、気仙沼高校、中央大学出身。

お父さんの健一さんは、まぼろしと終わってしまったモスクワ五輪のフェンシング代表選手だったのであります。

健太選手は北京五輪に出場した後、フェンシングを辞めるかどうか迷ったそうです。
その時に、親友の小野寺さんが「ロンドンでメダルを」と勧めてくれたそうな。
その小野寺さんは陸前高田市役所に勤務中、あの311の震災で亡くなりました。

そのような状況の中、精神的には相当にきつかったと思います。
練習どころではなかったのではないでしょうか。

女子フルーレ個人では、同じく気仙沼出身の菅原智恵子選手が、北京に続き2大会連続の7位入賞。
菅原智恵子選手の恩師が、千田選手のお父さん、健一さんです。

このようにして、伝統というのが築かれていくのですね。

被災地・気仙沼には大きな歓びとなりました。
おめでとうございます。

気仙沼サポートビューロー(KSB)定例会

「気仙沼サポートビューロー(KSB)」の定例会が飯田橋のルノアールの会議室で行われました。

第3回復興フォーラムの計画や、秋に開催を予定している「気仙沼を元気にする会」のこと、これからの活動のことなど話は尽きません。

私は先日、気仙沼で行われた「創造的復興フォーラム」の報告をさせて頂きました。
気仙沼の方は元々が「創造的」であります。

それは、陸の孤島と呼ばれて久しい土地柄、自分達で何とかしなければならないという気持ちが強いのです。

そして、その考えを後押し出来ることを、関東在住の我々は常にサポートし続けていきたいと思っております。
「創造的復興フォーラム」の中に出た「チーム気仙沼」というキーワード。

震災からの復興には、[チーム」という考え方も必要かもしれません。

MAST 帆布(はんぷ)KESEN-NUMA(気仙沼)

気仙沼にある「MAST 帆布 KESEN-NUMA」をご存知でしょうか?

私は2010年4月(震災の前年)に、南町にあったお店でオリジナルのバックを作っていただきました。それがこちらです。

角星」さん(造り酒屋)で本当に使っていた前掛けを再利用したもので、「前掛けが入荷しないと出来ないんですよ」とおっしゃっていました。

表には「角星」さんのお酒の名前「喜祥」の「喜」の文字。

裏には「角星」さんの電話番号。
角星さんは、気仙沼の1番の電話番号なんですよ。すごいですよね。

店内にあるバックもステキでしたが、「もうちょっと、こういうのがありますか?」と聞いているうちに、「1ヶ月ほどお待ちいただければ作ります」ということでしたので、「お願いします!」と言うと「ちょうど、いいのが入りまして」とおっしゃって作って頂きました。

見てください、これこれ。
マチを作ってもらって、そこにボタンまで付けて頂いているというこだわりでございます。
マチの部分を赤にして欲しいとお願いもしました。
写真にはないけれど、「底」部分もシッカリしているんですよ。

おそらく私が持っているのは世界に一つだけのバックだと思っております。そういうことですので、大切に、大切に、使っています。

そのお店が、あの大震災で被災しました。
直後にNHKだったかテレビで、その辺一帯の1階部分が波の中に沈んだ映像を見ていたので、すぐに「MASTさん、どうしただろうか?」と気になっていました。

その後、仕事を再開したらしいことは聞いていましたが、なかなか私の方にも余裕がなくて、それが先日、帰った時に「東北マルシェ」に出店されていました。

ドレドレ!
母と一緒にお買い物。
母も私も、この「赤」が好きなんですね。

「MAST」さんのカバンは表だけではなく、裏側も見てください。
表とは別の顔を持っているんです。
作りもシッカリしています。

その翌日は気仙沼小学校の校庭で「東北マルシェ」に出てました。
「昨日はどうも」なんて話をしていましたら、目に止まったのがこちら。
これは「MacBook Air」を入れるのにちょうど良い!

裏はこのような柄になっております。

さらにその翌日に、南町の紫市場の中にある「みなみまち青空市(BLUE SKY MARKET)」でも販売していることもわかりました。

そして、つい本日(7/30)ネットショップがオープンしました!
ぜひ、お立寄くださいませ。

気仙沼のおみやげ(食べ物編)

先日、気仙沼に参りまして、まぁ、あれこれと買ったり、頂いたり(^ー^)。
紹介いたします。

■斉吉の金のさんま
有名になりました「斉吉商店」の「金のさんま」でございます。
袋のまま湯煎するだけですから、手抜き料理にして、美味しいお味。
宮城県気仙沼市本郷6-11 にて販売中。

■かねせんの笹かまぼこ
実家のご近所さんでございます。
プレーン、しそ入り、チーズの3種類がございます。
仙台は笹かまぼこで有名ですが、気仙沼の笹かまぼこはもっと美味しい!
宮城県気仙沼市魚町1-5-19 にて販売中。

■大菊のふりかけ、すき昆布、磯のり、黒ばらのり、そして、かつお若節

小束こんぶもございます。
宮城県気仙沼市三日町1-2-21 にて販売中。

■気仙沼ほていのふかひれスープ
気仙沼といえば「ふかひれ」でございます。
気仙沼ほていの「ふかひれスープ」はお土産にも喜ばれます。
宮城県気仙沼市魚浜町13番地 にて販売中。

上記のお店はすべて被災しています。
店舗、工場とも壊滅的な被害を受け、移転したり、リニューアルしたり、とにかく大変なご苦労の末に、なんとか再開にこぎつけました。
どうぞ、応援してくださいませ。

■ピースジャム
NPO法人ピースジャム」の指導によって、震災後に気仙沼の子育てをするママさん方が愛情込めて手作りしたハンドメイド商品を販売しています。
気仙沼市 南町紫市場内「みなみまち青空市(BLUE SKY MARKET)」にて購入しました。

気仙沼「喫茶マンボ」

母と、昼に気仙沼の紫市場「喫茶マンボ」に参りました。
母は冷やし中華を、私は冷麺をお願いしました。

店内では、中学時代のバスケの先輩に会ったり、クマガイ君のお母さんに会ったり。
今日は火曜日だけれど、紫市場はそれなりに人がいましたよ。昔のようにもっともっと賑わうといいですね。

跡地に咲く花

南町、魚町を通って、太田にも足を伸ばしてみました。
太田1丁目にも家があります。
被災した家は撤去されていました。

そこに花が咲いているという不思議。
誰かが植えたのかしらん?
それとも、たまたま咲いたのかしらん?

こちらは魚町の実家跡地。
お隣の、以前から駐車場だったところは、今も駐車場になっているようです。

南町の相沢商店さんの跡地。
建物が取り壊される前なので、少しでもなぐさみにと七夕が飾ってあります。

母校「気仙沼小学校」

母のアパート近くの「ざわざわ」という坂を上がると、気仙沼中学校と気仙沼小学校が並んで建っています。
どちらも、我が母校。

私が小学生の頃は、校舎が「コの字型」に建ってまして、ここの緑の部分にも校舎がありました。

今は3分の1もない校舎。
少子。

そうそう、二宮金次郎の像は残っているかしらん?
ありました、ありました!

台座は昔のままですけれど、二宮金次郎さんは新しいようです。
(後日、加筆)二宮金次郎さんは、あの311の大震災で足が折れて倒れてしまったそうです。それで台座はそのままなんですね。

気仙沼「一杯屋 梟(ふくろう)」

気仙沼市田谷に「一杯屋 梟(ふくろう)」というお店があります。
気仙沼にお越しの際には、ぜひ、一度、足をお運びいただきたいお店です。
ブラリと行っては入れないことも多いので、お電話で確認してくださいませ。

参りましたよー。
やっとやっとやっと!一緒に食事が出来ました。ありがとね。

なんといっても、親方の「創作料理」といいますか、「研究成果」のメニューはすばらしいものがありまして、もうね、本当に「料理を楽しむ」というのか、「ワクワクする」といいますか。

これはトマトですけど、わさびで食べます。すごい発想!美味しいです。

かつおのお刺身も、食べ方を色々と研究しています。

ほや!

この真っ黒たまねぎがですね、そりゃ美味しいですよ。

親方が出してくださった「サラダ」なんだけど、トマトの中にギュギュっと詰まっていて、美味しうございます!

スパークリングワインをこのようについでくださいましたw。

そして、おそばがね、これがまた美味しいの。
おそばやさんかと思うほどです。

気仙沼に、こういうお店があるというのは、ちょっとした自慢でございます。
親方、美味しいお料理ありがとうございます。
Kさん、今日はありがとうございます!
なんだか、私のヘンテコな話に付き合わせてしまってごめんなさい。
もっと、色々な話があったのに、、、。すんません。
Kさん、とってもステキな女性ですよー。

気仙沼の斉吉商店さん

家族で「小野家」さんにおそばを食べに参りました。
「小野家」さんと、私の父は同級生でした。

そうそう、本郷に斉吉商店さんのお店(そして工場)があるというので行ってみることに。
ありました、ありました!

格調高くなった気がいたします!

ちょうどそこに社長さんが登場して、少し立ち話を。
今年の4月からは大学を卒業した息子さんも帰って来て、手伝っているそうです。
「家業ですから」とおっしゃってました。家業だから、家の者が手伝うのは当たり前なんですね〜。

母は「これはなぁ〜に?」と好奇心旺盛でございます。