マンボでラーメン

気仙沼の、南町紫市場という仮設の商店街の中に「マンボ」というお店があります。
元々は喫茶店ですが、ここのラーメンが人気なのです。

ちょうどお昼になりましたので、寄ってみました。
今日は「味玉ラーメンをお願いします」
これこれ、これです。麺は細麺であっさり醤油味。

相席になったオバさんは大島の方だそうで、震災前は船を待つ間に食べてましたとな。
お宅は無事だったそうですが、養殖のワカメや帆立は流され、船もダメとガッカリされています。

なんて、話をしていたら、仙台放送のテレビ取材がいらしてました。
私にも取材が、、、
「地元の方ですか?」
「地元出身ですが、いまは東京に住んでいて、たまたま帰ってきたので参りました」なんて事を言ったように思います。
「ラーメン以外にも、パフェやバナナジュースも美味しいですよ!」

気仙沼にいらしたら、ぜひお立ち寄りください。
こちらのお店が、仮設ではあるけれど復活してくださって嬉しいです。

やっぱり、育った町、魚町、南町、そして八日町は大好きな町なんだなぁ。
こんな姿になっても、やっぱり好きだな〜。

午後には東京に戻ります。
次は3月に気仙沼に参ります。

魚町のいま

わが町、魚町。
壊滅的な被害を受けたわが町はどうなっているでしょうか。

行ってみますと、オオ!だいぶきれいになりました。
ガレキが片付いています。
それでも、ここに爪痕があります。

こちらは角星さんの店舗。

2011年4月に行った時は、ガレキがたくさんありました。

現在の男山さんの店舗。

2011年4月に行った時は、このようになってました。

大鍋屋さんは、玄関もきれいに修理されていて、見違えました。

そして、実家跡地に向かいます。
そこはかさ上げされた道路が出来ていました。
どれくらいの高さでしょうか。60cm以上あるように思います。

実家の玄関先だったところには、コケが生えてました。

魚町を歩いていると、埃っぽくて、昨年のあの当時を思い出します。マスクなしには歩けなかった。

ところで、この町の不思議な空気に気づきました。
人はいます。
ですが、その人々は全員が工事担当者です。

普通の人が普通に歩いているという光景には出会いませんでした。
普通に歩いているのは、私だけ。
それは何とも異様な空気です。

それでも数世帯がここに戻って生活を始めているそうです。
でも、それは町の中のごくわずかな人々。

町が眠ってしまったかのように、止まっている。
あの時よりもガレキがなくなってきているだけに、建物の廃墟と青空とが、なんとも言えない。
あの活気があって、威勢が良くて、元気だった町を思い出させるものを探しながら、さまよいました。

白鳥の気仙沼大川

母のアパートは、本町橋から大川沿いにいったところ。
冬になると、白鳥が飛来します。

います、います。

のどかだなぁー。

震災の後は、この川にもガレキがたくさんありました。
ボランティアさんがそれを撤去してくだったのです。ありがとうございます。
おかげで、今年も白鳥がたくさん来ています。

気仙沼・南町紫市場

昨年12月24日に、気仙沼市南町にオープンした「南町 紫市場」に参りました。
南町は、昭和の時代には最も栄えた場所。
震災では、大被害がありました。ここに日本でも最大級ではないでしょうか?
52の店舗が入りました。

ウロウロしていると、「利英子?」と声がかかりまして、そちらを見ると、「オー、コウジ君!」

コウジ君は、震災前の1月に、東京を引き上げて気仙沼に帰ったばかり。
地元で「パン屋さん」をはじめるんだ!と言っていたけれど、どうなったかと心配していました。
今日も、市立病院のあたりをグルっとまわってお店を探してみたのですが、わからなかった。

「エー、ここでやってたの?」と聞くと、
「午前中はお店で売って、午後2時ぐらいからはこっちでもやってるんだ」って。

お店の名前は「田谷前 パン くら」です。
どうぞ、ご贔屓にしてやってくださいまし。

この寒いのに、外での販売、がんばるのぅ。
ちゃんとお仕事してますよ。
おもいのほか、種類が豊富です。私もたくさん買い求めました!

3月に「追悼ラン」をしようと思っています。
その相談に、ミチアリ君のお父さんに話をもちかけました。八日町の斉藤お茶屋さんです。

ここも被災したのですが、かろうじて建物が残ったので、皆さんで一生懸命、清掃してここまでになったそうです。
店内の様子です。

「追悼ラン」は、なんとか前に進めそうです。
地元のランナーとも協力して出来たらいいですね。
のちほど、計画を関係各位に相談しますから、詳細連絡まで、今少しお待ちください。

母と待ち合わせるために「ヴァンガード」に入りました。
Jazz喫茶です。店内に流れるJazzの音がゴリっとして良いのです。
若い頃、わからないながらもJazzを聴いてる自分に酔っちゃう、そんな時代もありましたっけ。
南町の中でも、早い段階で再開しています。

母が来たので、「あさひ鮨」さんに参りました。
父も大好きだった寿司店です。
ここが仮設ということを忘れてしまいそう。

それは随所に工夫があるからです。
被災したお店から、障子や欄間を持ってきたのだそうです。
ご主人が描いた絵画もかけてありました

こちらは障子。

欄間も。

ご主人みずから握ってくださったお寿司は、本当に美味しくて、涙が出そうでした。

震災の、2日前だったでしょうか、母と食べに行ったのが最後です。
母もずっと「あさひさんのお寿司が食べたい」と言い続けていて、やっとですね!
母もはしゃいでおります。

母と家まで帰りまして、かっつに連絡してみたら、「空いてるよ」というので、急遽、飲みに行くことにしました。
迎えに来てもらって田中前へ。
同級生ってありがたいね。
私の方が元気もらってますよ、ホント。

気仙沼、ありがとう!

気仙沼を歩く(田中前)

気仙沼に来ております。
母の住むアパートが本町橋近くにありますので、そこから小走りで、田中前方面に向かいました。

昨年夏にはなかったものをこちらに。
「宮脇書店 気仙沼本郷店」です。ジャーン。

夏にはテントでの販売でした。お店が出来て良かったです。
(こちらは7月の様子)

さらに進みますと、オオ!スーパーが出来てました。「Big House」へー!

田中前には「魚民」が出来てました。
個人的には、全国チェーン店が気仙沼に進出することは、あまり快く思ってはいないのですが、でも、そういうお店が出店するということは、そういう土壌だという事だから、素直に喜んでいいのかな。

まずは、同級生のお店「ジェイズミウラ」に参りまして、実は実は実は、頼んでいた「結婚指輪」をやっと受け取りました。「結婚指輪はキーチ君のお店で!」と決めておりましたが、色々あって延び延びになっていました。こんなに遅くなってごめんね。ありがとね。
話を聞いてもらってありがとね。元気いただきました!

ここまで来たので、「西村運動具店」に参りまして、同級生の西村君いるかなーと思って、まがってみたら、いました、いました!お昼にごめんね。忙しいのに話してくれてありがとね。同級生ってありがたいね。

西村君から、「アンカーコーヒーが近くに出来たよ」と教えて頂いたので、よっていくことに。

ドーナツも美味しいんですよ!

そして「コヤマ菓子店」です。
「おだづなよTシャツ」を作成したのは、こちらのご子息。
そこで、2012年バージョンの相談を軽くさせて頂きました。

こちらで、会社のおみやげなどに「絆カステラ」を求めました。
このパッケージには、色々な方のメッセージが詰まっています。私も書かせていただいているんです。
「キラキラ輝く気仙沼 青い海 青い空 そして私もつながっています」と書かせて頂きました。

他にも美味しそうなケーキがずらり。
こちらのバースデーケーキが有名です。お子様用に様々な絵を表現してくださるんですよ。これはもうアート!

気仙沼高校でお話など

気仙沼に来ております。
母校の気仙沼高校2年生に、社会人からの「お話」と「ディスカッション」をすることになりました。

ゲストが9名。
生徒さんはおおよそ30人ずつに分かれて教室に入り、希望するゲストのお話を聞きます。

気仙沼高校は母校といえば母校ですが、
私は現在の共学に統合される前の、女子校である鼎が浦(かなえがうら)高校の卒業生です。

当時は、気仙沼高校は男子校、鼎が浦は女子校でした。
校舎は男子校だった気仙沼高校に統合されたので、母校の懐かしさがないどころか、集合場所を言われてもピンと来てないという有様です。

こちらが正門。
父も弟も通った気仙沼高校でございます。

校舎の中に入りますと、当然ではありますが、男子も女子もいる。
不思議な気がいたします。

ゲストは多彩です。
他のゲストのお話を聞きたい!と思う方々ばかり。

東京からは私を含めて4名が参加しています。
もちろんといいますか、交通費などすべて自腹でございます。
県立高校にそんな予算があるはずもなく、まして震災して大変な状況ですから、卒業生は「私でいいのでしたら」と参ったわけで。

ところで、なんで私なんかもここに名前を連ねることになったのでしょうね。
零細ながらも企業の経営者ということもあると思いますが、平日に、気仙沼まで帰れる女性の先輩というと数も少ないのでしょうか、と想像しております。

最初に校長先生をはじめ、先生方と自己紹介などを。
オオ、先生も若い!

ゲストに1〜2名の先生がついてくださいます。
私の担当には、「情報」の先生がついてくださいました。

教室に入りますと、いるいる!高校生だー。
いいなぁー高校生。

私は、iPadに用意したKeynoteを使ってのプレゼンにいたしました。
一応、IT関係ということでね、用意してみました。

最初に、担当の先生から軽く自己紹介をいただき、それから私の話を。
私からも自己紹介、高校の思い出、この仕事をするきっかけ、そして、一番伝えたいのは「やってみっぺし」というチャレンジ精神。

うまく伝わりましたかどうか。
高校2年生の、なにかのきっかけになれれば嬉しいけれど、そこまでいかなくても、ああいう先輩もいるんだなと思っていただければいいですね。

皆さんからは、震災の「その時」を聞かせて頂きました。

その日、ホームステイでオーストラリアにいたという方が3名。
外国で聞いた「ふるさとの大震災」、そして、長い時間をかけての帰国。
その胸中はいかほどだったのか想像すると、グっと胸がしめつけられます。
おおよそ1週間後の帰国だそうで、成田からはバスを利用。日本に到着してからも大変な旅だったでしょう。

そして、これからの気仙沼をどうしていきたいか、皆さんの思いを、ぜひ、後世に伝えて欲しいです。
伝える手法の一つが、ブログなどの電子データとして残すこともありましょう。
ITをそのようなことにも役立てば嬉しいです。

ステキな花束ありがとうございます!

夜は、ゲストの皆さんと「海鮮」にて打ち上げなど。

この企画を作ってくださったミチアリさん、ありがとうございます。
ご一緒いただいた皆様、ありがとうございます。
来年に継続出来るといいですね。
来年は、さらにパワフルな先輩方が登場することと思います(^ー^)v。

えぼしスキー場(1/3)

今日はえぼしスキー場の最終日です。

しかーし、

朝起きて窓側に立つと、風の音がビュービューと聞こえます。
窓の外に見える樹々が大揺れに揺れてます。

「風がすごいね」

朝ご飯を食べて、本日の予定を皆に伝え、
チェックアウトして、荷物をホテルに預けて、スキー板を持って、8時半出発のシャトルバスに乗り込みました。

風・強ーい。

シャトルバスの運転手さんから、

「リフトが一つしか動いてませんけど、行きますか?」とな。
ヒー。見ると、車内は我々のみです。

スキー板やウエアをスキー場で借りているので、返さなければならない。
「いずれにしても、参ります!」

バスに乗っていても、風がビュービュー吹く音が聞こえます。
「風よ、やんでくれ」と心で何度もとなえます。

スキー場の駐車場に到着すると、予想外の車の多さ。
こんなに風が吹いていても、来てますねー(^ー^)。

準備運動をして、一つしか動いていないというリフトに並びます。
このリフトは2人乗りで、すぐ隣にゴンドラがあるので、これまで乗ったことのないリフトです。

少しだけ並んで乗りました。
しかし、なんと風速22mとか。
リフトは「減速しています」そうで、しかも、時々、安全のために止めてますから、なかなか上がらない。

寒い。
揺れる。
恐い。

甥っこと2人でリフトに乗ってるんだけど、いいオバちゃんが、
「揺れるー、ゆれるー、こわーい、キャ〜〜〜〜」と大騒ぎです。

やっとの思いで到着。
うわぁーーー、この風はすごすぎます。

それでも、ソロリ、ソロリ、とすべり始めると、これが結構楽しい。
スキーはやっぱり楽しいですね。

皆も、昨日よりも滑れるようになっていて、リフトはつらかったけど楽しいとな。
もう一度乗りました。

リフトが一つしか動いてないので、少し列に並びます。
風は、最初よりは少しだけ弱まったのではないでしょうか。
今度は止まることもなく、かなり揺れて減速はしているけれど、上がりました。

上がるのは時間がかかるけど、滑るのはあっという間です。
そして休憩。

「どうする?」(もう1回行きたいんですけど)と聞いてみると、
最初は「もういいかな」という感じだった皆も、
「もう1回行こう!」とな。ガッツあります。せっかく来たんだし。

エイっと外に出て、スキー板を付けていると、
「ゴンドラが動きます」とアナウンス!

ヤッタ!
全員でゴンドラに乗ります。

リフトとは大違いに快適。
それでも、ゴンドラごと揺れますから、恐いですねー。

それもまた思い出になりますなぁ。

初級と中級の分かれ道があります。
「中級で行こう!」

まだゴンドラが動き始めたばかりで、人がそれほど多くないから、ちょっとご迷惑でしょうけれど、皆で中級を降りました。楽しかったね。

滑り終わって、私たちはこれにて終了です。
ゴンドラ乗り場には、長い列が出来ていました。

ホテルに戻り、弟一家は車に荷物を積み込み、これにてオヤマ家のお正月はおしまいです。
名残惜しいね。

記念の写真をパチリ。
母がはいてる長靴もズボンも、弟一家が着ている洋服も、全国の皆さんから頂いた支援物資です。
全国の皆様、本当にありがとうございます。

家業である水産加工業は、まだまだスタートにも立ってないような状況ではありますが、前向きに生きて参ります。

また、来年も来たいねって、ありがとう。
そういう「希望」を持って生きていけることに感謝しながら、皆と別れました。

私とダンナは、ホテルのバスで「遠刈田温泉」まで(6分くらい)送って頂き、そこから仙台までの高速バスに乗ります。
少し早めにバス停に到着したので、バス停近くの喫茶店でお茶を。

「いがった揚げって何ですか?」

それはこちらです。

美味しうございます!

参加した全員が、「楽しい」と言ってくれて、ありがとう。
明日から仕事が始まります。

えぼしスキー場(1/2)

本日もまた、8時半のシャトルバスで出発で「えぼしスキー場」へゴー!
しかし、、、なんとしたことか、私がリフト前売り券を部屋に忘れてきてしまって、戻ることに。

ホテルとスキー場は、バスでおおよそ15分。
帰りのバスにのせてもらって、次の9時半発で戻りました。
その間にも子供達はガンガンすべってました。

こちらは気仙沼の甥。気仙沼中学校のスキー教室ですべったことがあるそうな。

お兄ちゃんは、スピード系?(^ー^)。早いぞ、オイ。

意外にも、私の弟がすごく上手だった!
なにしろ「私をスキーに連れてって世代」ですから、ずいぶん、行ったね。

弟の嫁と私は、初心者コースでゆっくり滑って楽しみます。

昼食を食べると、横浜一家は終了で、帰ります。
名残惜しいですね、あっという間です。

来年も一緒に来れるといいね。

えぼしスキー場

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

遠刈田温泉「ラフォーレ蔵王」に泊まっています。
近くに「えぼしスキー場」があり、ホテルから無料のバスが出ます。
(ただし、土日と祝日のみのようですからご注意ください)

私たちは、ウエアとスキーも借りるので、早めに行こうということにしまして、一番のバス8時半出発で参りました。

姪たちは初スキー。
中学生、高校生は2度目とか3度目とか、その程度。
お父さん、お母さんは、20年ぶりとかそういう感じ。
とにかく、もう、全員、初心者ですわ。

唯一、私のダンナが北海道出身なので、別格か。
ということで、ダンナが初心者に教えてくれます。

ちょっとしたスキー教室のようになっています(^ー^)。

最初はちびっこゲレンデが精一杯だった姪達も午後にはリフトに乗って初心者コースへ。

最初だけ怖がっただけで、あとは初心者コースをガンガンすべっています。大人は負けてますよ、ホント、子供って覚えが早いのねー。

リフト券は、前売りを買っておきました。
リフトに乗れなかったらどうしようと思ってたけど、まったく問題なし。

今日は怪我もなくて、天気は晴れてましたし、良かった良かった。