ボニート物語 —4

「どうして会社を創ったのか?」と聞かれることが多い。「どこにも入れなかったから」と答えている。「Macと出会ったから」と答えることもある。

その2つは確かに後押しにはなったが、もしも、まともな会社に就職したとしても、もしもMacと出会わなかったとしても、私は会社を創っていたのではないかと思う。

私の実家は何代か続いた商家で、事業を起こすことを考えるのは、皆さんが高校を出た後は大学に行こうかなと考えることと同じくらい、ごく自然のことだ(ただし、女性は、「商家の嫁になる」ということだったが)。

そういう環境で育つと、仕事するなら、いずれは起業しようという意識が私のDNAに染みこんでいるようだ。企業家などと、たいそうなことではなく、商人として物事を考えていることに気づいた。

折良く、平成2年の法改正(平成3年4月1日施行)により、有限会社は一人役員(社員)での設立が可能になったことと、Macを使って何か出来るかもしれないという大ざっぱな見通しで会社設立に踏み切った。

今にして思えば、なんとも世間知らずな話ではある。

ボニート物語 —3

「菩丹絃」は、京王線/千歳烏山駅下車・徒歩10分のところ、世田谷区給田4丁目でスタートした。私の自宅(いわゆるワンルームマンション)で登記した。

その後、目白に移転し(この後で社名をボニートと変更)、西池袋に移転し、そして西新宿に移転した。西新宿が一番長くて5年ほどになる。

目白移転の時に事務所と自宅を分けた。事務所に借りた建物は山手線沿いにあるから、そこを電車で通る時、窓越しにそれを見ては、当時を懐かしく思う。

事務所にお金をかけられなかったので、安さで選んだその建物は線路沿いでうるさかったし、半地下なため、日が当たらなくて年中、暗かった。2年目の更新をせずに西池袋に移転した。

目白の事務所と西池袋の事務所は徒歩8分くらいだったので、台車で往復しながら引っ越しをした。冬だったけれど、汗だくで移動したことを覚えている。たいした荷物がなかったし、目白は道幅が狭くて車が入りにくい場所だった。

西池袋の事務所は池袋駅・徒歩2分と便利だった。駅から10分ほど歩けば、同じ値段で少し広いところが借りられたが、狭くても駅に近いところという希望で選んだ。部屋の間取りが三角で、それでもいいかと思ったが、やっぱり使いにくい。人が増えると同時に移転した。

今いるスタッフの半分は、西池袋の事務所で面接をした。

ボニート物語 —2

「BONITO」は、魚の「かつお」という意味で付けた。名前を付けることは案外と難しい。最終的には自分が納得すればいいのかもしれない。

実家は代々、魚問屋を営んでいる。育った町は魚町(さかなまち)。そして、私は魚座生まれ。魚にちなんだ名前にしよう。

和英辞典を調べて、いくつか候補をあげ、その中から「bonito」を選んだ。鰹は、戦国時代には、戦の前に食べる縁起のいい魚であることもわかったし、江戸っ子には「初鰹」として重宝された。地元・気仙沼のかつおの水揚げ量は日本一だし、これでいっか。

後になって、bonitoはスペイン語で「美しい」という意味を持つことを知った。ただし、男性に対して美しいはbonitoで、女性に対して美しい・かわいいはbonita(ボニータ)を使うらしい。

ボニートは、よくボニータと間違えられた。

yosou.jp について

「競艇は知らない」という方も多いかもしれない。かく言う私も知らなかった(^^; 私は、競馬もパチンコも麻雀もしないし、宝くじも買わない。

そういう人が代表を務めるボニートがなぜ、競艇予想を始めるにいたったか、と話し出すと長くなるので、それはまた後日ということで、案外と競艇の予想はおもしろい。

まず6号艇の中から、1着、2着を当てるのだから、競馬と比べて当たる確率は高くなる。

また、「競艇オフィシャルWEB」が充実していて、出走表や選手情報がいち早くアップされる。競艇場まで行かなくても、ネット上で情報を集めて予想するのもおもしろい。レース状況をストーリーミング中継するのも早かった。つまり、インターネット向け、パソコン向けなのだ。

さらに、「らくらく投票システム」を使うことで、iモードやインターネットから(100円単位)で投票できる。

謹賀新年

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。昨年の「MOSA湘南セミナー」と「アップルユーザグループ懇親会」でデモを見た「LIFE with PhotoCinema」を使ってフォトシネマを作ってみた。正月だからいいかなと思い、音もつけたままでアップした。

けど、ローカルで見るのと違って、読み込みに時間がかかるので、あっという間に削除した(開かなくてイライラした方、申し訳ないっス)。写真の数を制御するとか、サーバを速い回線上に置くとか、ちょっと考えようっと。

「LIFE with PhotoCinema」楽しいよぉ~ん♪

ボニート物語 —1

今月いっぱいで「有限会社ボニート」はなくなり、新たに「テレパス株式会社」になる。ボニートという社名がなくなるだけだが、10年という区切りでもあるし、本日から1ヶ月間、思い出話をしたい。

ボニートは、設立当時は漢字で「菩丹絃」と書いた。アルファベットで社名登録が出来ないことを知らずに「BONITO」という名前を考えた。法務局に「類似商号」を調べに行ったところ、「アルファベットでは登記出来ない」と言われてガーン(アルファベット登録が可能になったのは2002年11月1日で、つい2ヶ月前のことだ)。

カタカナで「ボニート」を思ったが、カタカナではイメージが違うと考え、漢字で当て字を考えた。漢和辞典を調べて付けただけで、特に漢字には意味はない。

「ボ」は「菩薩の菩」でいっか。「ニート」とのばす漢字はないよね。しょうがないから、「ニ」と「イト」の漢字を当てて、「ボニイト」ということにした。「ニ」は「丹」を付け、「イト」は「絃」にした。「絃」には弦楽器の意味もある。合わせると「菩丹絃」となる。ちょっとやそっとでは読めないのもいいかなと思った。

しかし、結果的にこれは失敗で、パソコンでの漢字変換も面倒くさいし、領収証を書いてもらう時も面倒きわまりないので、一人目の社員を採用した後すぐにカタカナで「ボニート」と社名変更した。

漢字の「菩丹絃」を知る人は、今では少ない(と思う)。

今年を振り返ってみると…

あっという間の1年だった。年々、加速している。

C言語を勉強し、MacOS XをメインOSに使い、yosou.jp プロジェクトを作り、会社合併を決めた。Macで音楽クラブは進化を続け、小太郎と元気に生きている。1年前には想像も出来ない日々を過ごした。来年も走り続けたいなぁ~。

皆様、良い年をお迎えくださいませ。

yosou.jp について

正月オープンする yosou.jp についてご案内します。このサイトは「水上の格闘技・競艇」の予想をします。予想はMac(ソフトは REALbasic)を使って開発しました。毎日、全国12の競艇場のうち開催されるレースの予想を全て出します。

いよいよ・あさって正月にオープンいたします。

新しい事務所が決まった

いよいよ・年明けには引っ越しだワ~ン。その前に、電話を手配して、インターネット回線を手配して、あれもこれもだ… パタッ(倒れてど~する)。

最寄り駅は「永田町」駅・徒歩5~6分のところ。私は、丸の内線を利用するので、「赤坂見附駅」を利用すると、ゲゲッ・駅から徒歩15分くらいかかる。グシュ(>.<)。四谷駅で、南北線に乗り換えて一つ目って手もあるな。