読書:小さな飲食店をつくって成功する法

「小さな飲食店をつくって成功する法」ジーン・中園

自分のお店を持って、何かを販売してみたい人は多いんじゃないかしら? 先日もハッピーリタイアした方が、店を持つ計画を楽しそうに話してくれた。そういう暮らし(老後の暮らし)もあるんだなぁ。

この本の著者は日本マクドナルド創業2年目から関わった人で(現在はシドニーで飲食店コンサルタントなどをしている)、接客業において参考になる言葉が随所にある。

バイトの教育については、山本五十六の言葉で「やってみせ 言って聞かせて させてみせ ほめてやらねば 人は動かじ」を例にして説明する。これ、名言だよね。「ありがとうございます」がすぐに言えるようにする、というのは、我々にも共通の事だ。

どの業界でも、ちょっとした工夫で売上が変わる。そういう心意気が大事だよな~。

みどりの窓口・混んでる

週末に帰省するための切符を買う為に、会社帰りにJR新宿駅のみどりの窓口に並ぶ。混んでる。

盆暮れの時は心して行くが、それと同じくらいの長蛇の列。学生さんは春休みなのか? 転勤の方も多いのか? なんだかわかんないけど混んでる。

帝王学の難しさ

週間ダイヤモンドの記事「本誌だけが知っている素顔の堤義朗」を読んだ。1987年と1990年に堤氏に取材したものを再度、掲載したものだ。テレビ朝日の「サンデープロジェクト」でも同誌の記事を取り上げた。「父親の前では緊張していた」「友人はいません」という孤独な経営者の姿が悲しくもある。帝王学とは難しいものだな~。

読書:鈴木敏文の「本当のようなウソを見抜く!」

「鈴木敏文の「本当のようなウソを見抜く!」」勝見明・著。

鈴木敏文さんはすごいのひとこと。参考になる言葉多し。セブン・イレブンの成功法はいろいろ紹介されているので、理屈は広く紹介されていても、他を圧倒する売上高は、それを実践するのがどれだけ大変かということを示している。鈴木氏は商売の基本を繰り返し話しているようだ。例えば次の通り。

「消費は経済学ではなく心理学で考えなければならない」p.1
「パートやアルバイトまでが仮説・検証を唱える」p54
  →えー!そんなことが可能なの~。びっくり
「わがままで多くの矛盾を含んでいるのが顧客の心理だ」p.65
「データは読み方次第で意味が違ってくる」p.126
「対話により難題を克服する」p.135
「人間は自分の問題になると保守的になる」p.144
「基本4原則(品揃え、鮮度管理、フレンドリー(接客)、クリンネス(清潔さ)が実践されているか」p.154

そして、全編にわって「顧客のために、ではなく、顧客の立場で」と繰り返す。この2つは似て非なるものと説く。

「みんなが反対することはたいてい成功し、いいということはたいてい失敗する」p.232
  →うーん、そうなのかもしれないけど、多くの人が反対することをやるというのは勇気がいるなぁ~。

とにかく、気づきの多い本だ。

年度末は大忙し

雨。仕事で朝から歩き回る。

昼飯は、JR新宿駅西口の、天丼やさしみ定食を出してる店に入る。注文して、お茶をフーフーしながら店内を見渡すと、30人近い客の全員がオヤジだわい。オヤジに好まれる店は、私も落ち着く。オヤジ化。

昨晩もオヤジ(50代以上)の集まりがあって楽しかった。完全にオヤジ化。

佐藤真海さんのブログ

スローな食に、スローな家。」で“アテネ・パラリンピック、走り幅跳びに出場した佐藤真海選手のブログが始まりました。”を見て、オオオ、さっそく私もリンクを。mami’s Diary

真海さんは、私の日本舞踊の師匠のお孫さんだ。笑顔が素敵。影ながら応援しています。

3月歌舞伎座・夜の部

本日、誕生日。44歳。ブヒー。

自分へのプレゼントで3月の歌舞伎座・夜の部を、初めての桟敷席で見る。たまたま、西9-2席が1席だけ空いてた。

今月は、ご存知「十八代・中村勘三郎襲名公演」、十八代・中村勘三郎襲名公演。

桟敷席ですからね。シャンとしていこうと思ったけど、昼に別の用事があって、バタバタでやっぱGパンのまま行った。まわりは、金銀パールおばさんがたくさんいて、華やか。和服のご婦人も多い。

演目はこちら。

■ 近江源氏先陣館(おうみげんじせんじんやかた)
父親のために幼い息子が切腹するという、現代では考えられないストーリーだが、封建時代にはこういう事もあったかもしれぬと、目頭が熱くなる思い。新勘三郎の首実検の場では、場内がおもわず息を止めた(ような感じだった)。
新勘三郎に、義父で人間国宝の中村芝翫、おなじく人間国宝の中村富十郎らが厚みを持たせ、義弟・福助、福助の息子・児太郎、橋之助の息子・宗生らの出演で、ご一族をあげて襲名をお祝いするという、襲名披露らしさがあっていいですね~。

■ 保名(やすな)
片岡仁左衛門。美しい。せつない。 これって、恋人を失って気が狂ってしまう人の踊りなのよ。
私的にはありえねーけど、それをせつなく踊り上げるのはすばらしい。

■ 鰯賣戀曳網(いわしうりこいのひきあみ)
本日のお目当。新勘三郎と玉三郎の当たり役。三島由紀夫原作の新歌舞伎。
玉三郎の美しさ、新勘三郎の楽しい演技で場内がわく。言うことなし。すばらしい。

桟敷席では、ポットにお湯が用意されていてお茶が飲めるし、幕の内弁当か江戸寿司弁当(どちらも3,300円)を席まで届けてくれる。いつもは3階席で「カレー」か「おでん定食」を食べる私だが、「桟敷に座るなんざ、滅多にあるめー」、「エエイ誕生日プレゼントよ」と奮発し、幕の内弁当をお願いする。ゆったり食べて満足。

読書:株バリュー投資法

「株バリュー投資法」しん・著。

投資はしてますか?
私は賭け事はいっさいやらないが、投資は賭け事とは違うと思う。

私は株式会社の代表取締役を務めているので、月次の収支から当社の現在の株価を算出する。これが私の経営者としての成績表で、成績はハッキリと数値で出る。成績が悪ければ経営者失格という、非常にシンプルでわかりやすいルールがある。

株は身近な話ではあるが、投資家としては株を見てなかった。臆病だから株に手を出すのは恐い。というのも、あのバブルの時に、株の売買に血まなこになっている人を身近に見たので、あーはなりたくないな~と思っている。そんなこんなで、その手の本を読んだ事もなかったので、読んでみた。

「3年間で20倍」にしたという著者は、ゆっくりと確実に儲けを出す方法を模索して行き着いたのが「バリュー投資」だと書いている。

“「バリュー投資」は短期間に必ず大金持ちになれたり、買った株がぐんぐん上がる「魔法の投資方法」ではないのです。”と書いてある。

「魔法の投資方法」と書かれたら、かなり疑うんだけど、「そうじゃない」と書かれると読んでみたくなるわけ。

そのためにはPER値、PBR値などを算出し、貸借対照表や損益計算書、キャッシュフロー計算書などから会社の経営状態をきちんと見る目を養う必要がある。それに付け加えて独自の理論を持っている。極めるためにはやはり勉強が必要。

なるほど、なんか説得力あるなー。しかしながら、その理論が広く紹介されてからは、バリュー投資に適した株は少なくなったようで、儲ける人はこういう本を書く前にあらかた儲けてしまうんだろうね。それでも株は生き物だから、どこでどうなるかはわからない。

連日ニュースを賑わせているのも株の話。ついでにこういった本を読むとおもしろい。ニュースを見る目も深まるか?

マインドマップのソフト(Mac版)

マインドマップの本を2冊読み、それを参考にマインドマップを書いてみた。うん、おもしろい。けど、私はすぐに散らかしちゃうので、紙をきちんと保管が出来ない。グシュ。ってことで、Macで動くマインドマップソフトをいくつか試す。

■ FreeMind(フリーウェア)Ver.0.7.1

フリーでここまで出来れば十分だと思う。愛用している人も多いようだし。ただ、アウトライン機能はない(かも?)別のものも見てみようっと。

■ NovaMind(79ドル)Ver.2.4

デモ利用で試す。デモ用は保存が出来ない。FreeMindと比較すると、ユーザーインターフェースのわかりやすさ、動きの快適さ、グラフィックライブラリーの充実や、サイトに図や絵を用意してくれているサービスなど、やはり有償の良さがある。
アウトライン機能も充実しているが、なにより取り込み、書き出しのフォーマットの多さは嬉しい。

Keynote書き出し機能もついている。Macユーザには嬉しい機能だな~。79ドルを払ってユーザになるか、迷う。

■ MyMind(寄付ウェア)Ver.0.8

NovaMindほどの見た目の洗練さはないし、取り込み、書き出しも充実してないが、ユーザーインターフェースのわかりやすさ、動きの快適さは充分に満足。とりあえずは、この辺から使ってみようかな。