居酒屋いのうえ@新中野

今日は雨。こんな日は近くの「居酒屋いのうえ」さんに行きましょう。今日は店主さんがいらっしゃる。若き料理人もいる!

私は小生ビール、ダンナは生ビールお願いします!

お通し。

板わさ。

バイ貝旨煮。

ねぎ塩ユッケ。

赤ワインお願いします。最初っから2つ。

ダンナは、翠・シングルと炭酸水。

明太子磯辺天プラ。

締めは、黒豚つけうどん。

ダンナは炭酸水のお代わり。

22日(土)にネットで予約した件の確認。奥の座敷席。その後に予約が入ってるそうで、入る時間を15分早めて、17時半に入ることにした。スズキ君にも連絡OK。楽しみ。

歌舞伎座:松竹創業百三十周年・三月大歌舞伎(昼の部)

歌舞伎座です!

今月は昼・夜にわたって「仮名手本忠臣蔵」。夜の部も予約してあります!そして、AプロとBプロで配役が代わる。今日はAプロ。

いつもの場所で写真。

外に出て写真。

記念写真。

歌舞伎座よ、今月も参りました!

歌舞伎座の中に入る。オオオ、ほぼ満席だ。水曜日というのに凄いね。

今日のお席は、東桟敷・東4の1番。お隣に座るおばさんは「仁左衛門さんのファン」だそうでして、私は「玉三郎」なんて会話も楽しい。

通し狂言 仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)
並木千柳・作、三好松洛・作、竹田出雲・作

大序:鶴ヶ岡社頭兜改めの場
三段目:足利館門前進物の場
    松の間刃傷の場
四段目:扇ヶ谷塩冶判官切腹の場
    表門城明渡しの場
浄瑠璃:道行旅路の花聟

<大序・三段目>
【Aプロ】
高師直:尾上松緑
塩冶判官:中村勘九郎
桃井若狭之助:尾上松也
鷺坂伴内:片岡松之助
加古川本蔵:嵐橘三郎
顔世御前:片岡孝太郎
足利直義:中村扇雀

「仮名手本忠臣蔵」の「通し狂言」は2013年以来、12年ぶりだそうだ。300年前の3月14日、松の廊下で人情事件が起きた。浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)が吉良上野介を斬りつける。そして、即・切腹。浅野家はお取り潰し。「仮名手本」とは、赤穂四十七士をいろは四十七文字になぞらえたもの。講演は「11時から」だが、それより前、10時48分に「チョンチョン」と始まり、10時50分には口上人形による口上が始まる。登場人物を全員、語る。ヤンヤの拍手。11時ちょうどにそれが終わり「定式幕」がゆ〜〜〜っくり開く。実にゆっくり。

三段目、判官が刀を抜いて、、、。勘九郎の判官だ。グィっと引き込まれる。会場が変わる時、大道具さんが「ゴザ」を投げて敷く。その軽快な動きに場内から拍手。

お弁当は「(歌舞伎座限定)蟹めし弁当」、1,900円。

<四段目>
大星由良之助:片岡仁左衛門
塩冶判官:中村勘九郎
顔世御前:片岡孝太郎
薬師寺次郎左衛門:坂東彦三郎
赤垣源蔵:中村松江
富森助右衛門:市川男女蔵
矢間重太郎:中村亀鶴
小汐田又之丞:中村橋之助
大鷲文吾:中村歌之助
佐藤与茂七:澤村宗之助
勝田新左衛門:中村吉之丞
大星力弥:中村莟玉
斧九太夫:片岡亀蔵
原郷右衛門:中村錦之助
石堂右馬之丞:中村梅玉

四段目は「通し」の時しか演じられないそうだ。実際には浅野内匠頭が「何に腹を立てたか」わかってないらしい。しかし、何かがあったのだ。実際の話だから、何ともね。武士が提灯を持って登場するシーン、左手に提灯を持つ。これは武士の作法だそうで。九代目團十郎の構想で、門が後ろに引かれて行き、そこに距離を感じる。

<道行>
早野勘平:中村隼人
鷺坂伴内:坂東巳之助
腰元おかる:中村七之助

いつもとは反対側から幕が開く。この演目は最初はなかったらしい。1833年、裏表忠臣蔵で加えられ人気の演目になった。隼人丈と七之助丈が良いですねぇ。新しい時代になったんだなぁと本当に思う。「おかる勘平」は美しく、そして悲しい舞踊。「殿中で刃傷事件がおきたとき、判官の供で来ていた早野勘平(はやのかんぺい)は恋人おかるに誘われて館を離れていて、主人の一大事に駆けつけられなかった。 取り返しのつかぬ大失態に、腹を切って詫びようとする勘平を、おかるは必死に説得して思い止まらせる。そしてひとまず二人でおかるの実家、京都山崎へと落ち延びていく。」余韻を残しつつ終了。

隣のおばさんと挨拶を交わして席を離れる。

入り口付近には「ご挨拶」の写真。中村春希さん改め「初代 中村春江」丈。

もうお一人は、中村梅秋丈。お二人とも名題試験に合格。おめでとうございます。

雨が降っている。東銀座駅から電車に乗って帰る。