歌舞伎座「芸術祭十月大歌舞伎」夜の部です!
会社は午前中で早退し、新宿から東銀座まで歩きました。途中でランチをして一休み。そしてまた歩き。いつもとは違う道を通ってみたり、ブラリブラリ。
すぐに地下に降りて、お弁当を買い、お目当ての「玉三郎カレンダー」2,000円を買い、ブラブラと見て地上に上がり、イヤホンガイドを借ります。オ、ちょうど劇場が開きました。中へ。
販売されている「玉三郎の舞台写真」を見て、お芝居を見る前に写真を購入。美しい。
今日のお席は、1階13列15番。花道に近い良い席です。出来るなら、もう少し前の席を予約したいが難しい。あらっ、前の方に女優の渡辺えりさんが座っている。普通にフラリと入って、スーっと席につかれた。気づかない人も多いのでは?
本日の出し物は初めて見るものばかり。
1.沓手鳥孤城落月(序幕)
玉三郎がこの役を演じるのは初めてかと思う。美しい。グイっと引き込まれ、、、そして寝てしまいました。すみません。目がさめると美しい玉三郎が演じている。幸せです。すみません。
沓手鳥孤城落月(二幕目)
玉三郎の淀君。千姫が城を出ていってしまったことを知り、少し狂ってしまったような役。こういう演技は本当に凄い。そして秀頼役の中村七之助、母を殺してしまおうとする。悲しいですね。
2.漢人韓文手管始(唐人話)
4代目の中村鴈治郎が十木伝七(つづきでんしち)を演じる。そして敵役・幸才典蔵(こうさいてんぞう)には中村芝翫、長崎の廓の遊女に中村七之助。いいですね、いいですね。中村芝翫は彼が10代の頃から見ていると思う。その頃は下手だなぁ〜って思っていたけれど、今は本当に立派になられました。お兄さんの福助さんが復帰出来ずにいる中で頑張っていると思います。
休憩タイムに再び、玉三郎の舞台写真をのぞき、あと1枚、購入。後悔のなきよう、十分に検討しましたよ。
3.秋の色種
玉三郎が美し過ぎる。20代かと思うような可憐な女性を踊ります。そして、中村梅枝と中村児太郎がともに踊り、琴を弾く。引き込まれます。素晴らしい。この時代に生きて、こんなに素敵な舞台を見ることが出来て、私は幸せだなぁ〜と思うのです。
「秋の色種」の余韻にひたりながら歌舞伎座の外へ。真っ暗になっていました。
素晴らしい舞台を見ることが出来て幸せです。役者の皆様もどうぞお元気で、また参ります。