「第30回 サロマ湖100kmウルトラマラソン」の50kmの部に出場します!
完走なんて考えてないのです。
昨年の今頃は病院のベットに寝ていたことを考えると、ここに来れただけでも幸せです。
第一目標は10kmの関門(1時間半)を突破する。
そして突破出来たなら、次は20kmの関門は割と楽なので、そこは軽々と通過して30kmの関門にたどり着く。
30kmまで行ければ、かなり嬉しいわぁ〜。
リハビリの先生には「10kmを目標にしています」と伝えてあるが、「それも大変よね」ってな感じです。
脳外科の先生には大会に出ることすら言ってないし(^^;
目覚まし時計は2時半に鳴って、サクっと起きて宿の朝食。
ご飯と味噌汁が暖かい。
おかづは自分でよそって食べます。
イソイソと準備。
私ども以外の方々も、みんなイソイソ。
3時45分に宿を出発。
スタート地点目指してゴー!。
皆さんは完走を目指しています。しかも100kmの部だし。
ウルトラマンですよ、ホント。
それにしても、今年は寒い?
走るにはちょうど良いと思います。
応援の方は寒いかも。
車で移動しているうちに、夜が明けます。
スタートの駐車場には車がいっぱい。
どうにか止めることが出来まして、いそいで記念写真。パチリ。
そして、それぞれに荷物を預けるなど、散り散りになります。
私たちはスタート地点に急ぎ、スタート見送り&応援です。
応援も忙しいですね。
スタート地点には、続々と選手が詰めています。
あっち側とこっち側。
こんなに気持ちが違うものなんだわぁ。来年はあちら側に行きたいなぁ。
スタート時間は5時。
スタートの列はドンドン長くなります。
あ、いたいた、少しずつ皆さんを発見し、エールを送ります。
ワイナイナさんが挨拶をしました。日本語が上手というか、すごいですね、ホントに。
そして、10秒前からカウントダウン。
そしてゴー!
皆さん、頑張ってゴールしてくださーい!
目をこらして仲間が行くのを見ます。
全員は見つけられなかったが、なんとか見送りまして、次の地点へゴー。
その前にコンビニに寄って、昼用におにぎりとパンそして水を買います。
ってなうちに、オー、もう折り返して来ている。早いわぁー。
早く、早く、と位置取りを。
なんとか見えやすい位置に立って、ピンクの「内藤新宿300RC」のノボリが目立つといいなぁ。
トップはもう行っちゃいました。早いわぁ。
そして、そろそろ、仲間が来る時間。
わ!来た、来た!
名前を呼びます。気づいてくれると嬉しい。がんばって〜!
みんなの笑顔が嬉しいです。
全員を見ることが出来ずに最終ランナーまで待ちました。
あぁ、もう行っちゃったんだねぇ〜。
それから、今日、ご一緒していただく方々と待ち合わせ。
本日はよろしくお願いします。
バスに乗せていただいて、50kmの部のスタートまで連れて行っていただきます。
途中で、42.195kmのあたりで先頭集団を応援するという試みも。
「いこいの森」です。
そうこうしているうちに、来た来た!
速い・速い!
すごいわぁ〜!
ワイナイナ選手はトップにピタっとついて2位です。
さぁて、最後はどうなるのでしょう?
2位と3位の間は少し間が空いて、3位からは集団で来ました。
その後は、また少し間が空いて、また集団で続きます。
皆さん、速いわぁ〜。
ずっと見ていたいけれど、私たちのスタート時間に遅れてしまいます。
30位から40位くらいまで見送って、サ!移動しますゾ。
50kmに出場するダンナと私は、他の2人の女性とともにバスに戻り、移動して頂きます。
結構、距離もありますね。
これから50kmも走るんだけど、なんだか不思議と落ち着いていて、ゆったりとバスに揺られます。
北海道は広いなぁ〜。
50kmの部は「佐呂間町100年広場」からのスタートです。
初めての場所。
駐車場には、たくさんの車が停まっているのが見えます。イヨイヨだわー!
運転手さんにお礼を述べて、待合室へ。
10時半を過ぎたので、昼としましょう。
さっき、コンビニで買ったおにぎりやパンを食べます。
なんというか、時間の感覚が普通とは違いますよね。
そして、着替え。
着替えは、もう中に着ているから、上のものを脱いで、預けるバックに入れるだけなのですが。
あとは、少しだけストレッチなどで準備運動を。
頑張りましょう!オー!
今回の目標設定が低いので、焦ることもなく、なんというか、ノンビリ気分。
こういうのもいいですね。
トイレも、大きな混みではないので助かります。
そうしてスタート位置へ。
ここだわぁ〜!
少し寒いので、ウィンドブレーカーを着たまま走ることにしました。
半分よりは前の方に並んで待ちます。
佐呂間町の町長さんの挨拶。いいですねぇ。
サ、いよいよスタートが近づいて来ました。
本日、ここに立てたことに感謝します。
ここまで来ることが出来たんだなぁ〜。ジワリ。
10秒前からのカウントダウン。
3・2・1、わぁー!
次の瞬間、まわりが速い!
ドンドン、置いて行かれる〜。
いいのです。最初から飛ばすと大変なことになっちゃうからいいのです。
それにしても、皆さん、速いんでないの?
ドンドン抜かれていきます。
ひたすら、抜かれっぱなしで、あぁぁ、私、こんなに遅かったんだわぁ〜。
ヨロヨロとゆっくりと走ります。
走れるって嬉しい。
最初の10kmの制限時間は1時間半。
以前なら、なんということもない設定だが、今日の私はちゃんと走らないと間に合わない。
頑張ろうっと。
マラソン完走クラブでご一緒するYさんが脱いて行きました。
オオ、いいペースですね!
私はというと、、、10kmの関門に行く前も前。
たぶん5kmも行ってないところで、トイレに寄ってしまいました。
女子トイレは1つしかないので、少し待って入りまして、外に出たら、あややや、ビリです。
前の方に「救護車」か何かの車が見える。あれが最後尾か?
何とか、その前まで行きたい。
しかし、速く走れない。少しずつ、頑張ろう!
やっと、最後尾車の前に出ました。ヤレヤレ。
そこから、一人抜き、また一人抜き。
抜く時に人数を数えてみました。
もし90%が完走出来るとしたら、40人から50人は完走出来ないということか。
何とか50人を抜きたいものです。
少しずつ、少しずつ。
もう少しで10km!
あ!ゴトさん!
沿道で応援してくださるのはゴトさんです!
わぁ〜〜〜!嬉しいです。ありがとうございます!
もうすぐ海外へ行く忙しい時期に応援に来てくださって、本当に本当に嬉しい。
ありがとうございます。元気を頂きました。
10kmの関門は、1時間15分くらいで行けました。
次の20kmの関門はゆるいのです。
この調子で進めれば、30kmの関門まで行けるか!?
しかし、、、右の膝の外側、横の部分に痛みが。
何か、走り方に力が入っているのかなぁ〜。
力を入れないように、自然体で行きたいのだが。
10kmぐらいで、こんなことではなぁ〜。
最初はくだり坂なのです。
その時に、何かの力が入っているのかもしれません。
自分をだましだましで20kmに向かいます。
30kmには行けそうだわ。頑張ろうっと。
20kmの少し前、18kmぐらいだろうか、100kmの人と一緒になります。
100kmの人は、すでに68kmぐらい走っているというのに、速いわー。
ドンドン抜かれます。
いいのです、私はマイペースじゃ。
18km(100kmの方には68km地点)の「斉藤商店」さんで、今年はおしぼりはもらわずに、食べ物をいくつか頂きました。
力が出ます。毎年、本当にありがとうございます。
そうして、20kmの関門を越えました。
ここは一応、予定通り。
少しストレッチしました。
思った以上に足はガチガチと硬くなっている。
次の30kmの関門が私のポイントです。
100kmの部の皆さんはゼッケンの色でわかります。ドンドン抜かされる〜。
速いわぁ。
あ!「内藤新宿300RC」のピンクの登りが見えます!
今回の申し込みが間に合わずに応援に来てくださったHさんとIさんです!
「オヤマさーん」という掛け声が嬉しいです。
「あとは歩いてね」「はーい」と声を掛け合って、30kmの関門目指します。
ここが目標地点なんだけど、もう少し、行けそうな気がしています。
行っちゃうか?行っちゃおう!
もう少し、もう少し。
100kmの部の人たちは、足が痛そうです。
そうですよね、ここまでの距離が違う。
私も足が痛いのだが、やっぱり、それは違いますねぇ。
もう少し行ってみよう!
40kmを目指してみようかなぁ〜。
まぁ、行けるところまで行けばいいか。
それにしても、今日は気温が低いです。
暑かったら、ここまでは来れなかったなぁ。
給水ポイントでは、なるたけ水分は入れるようにしました。
食べ物は、もうそれほど食べたくないので、口にせず、飲み物だけ。
ワッカは、やっぱり長く感じますねぇ〜。
距離の表示が1kmごとに変わったけれど、その1kmが長い。
ゆっくりゆっくり、けれど、確実に前へ前へ。
そして、やっと、最後の折り返しです。
ここを折り返して、もう少し行くと40km。そして、その先に最後の関門があります。
行けるところまで行くのじゃ。
今年10回目の完走を目指しているTさんが来ました!
「オー、オヤマさん、頑張るね〜」とね。
「ここからは、ゆっくりでも大丈夫だよ」「はーい」
しかし、ゆっくりとは言っても、歩いては間に合わない。
「ゆっくり」のペースが人それぞれなのです。
Tさんは、完走間違いなしですね。頑張ってくださーい。
最後の折り返しを通りました。
これは、もしかして、完走しちゃう?
いやいや、最後の最後までわからぬものです。
少し行くと、向こうから、初完走を目指すTさんの姿が見えます。
「わぁ〜!Tさん!」
「オー」
「あと、少しで折り返しですよー」
「オー」
頑張ってください!
なんだか私も元気をいただいて「完走目指すか!」という気持ちになって来ました。
このまま行けば、もしかしたら完走出来るかも。
仲間の力って大きいですね!
距離の表示は45km(95km)を過ぎて、46km(96km)のところから「あと4キロ」に変わります。
そうなると、あと少しのような気がしてきます。
頑張ろう。
相変わらず、100kmの人たちからドンドン抜かれています。
いいのじゃ、私は私のペースで行くのじゃ。
それにしても寒くなって来ました。
ウィンドブレーカーも着ています。それでも手がかじかんでいる。
あと3キロ。
あと少しだ。このままのペースで行けるところまで行こう!
ワッカを出ました。あと少し!
一般道路を走ります。長いなぁ。あと少しだが長い。
そうして、あの道路を左に行けば、、、行った!
沿道に応援の人が見えます。
あと少し!あと少しでゴール!
ウィンドウブレーカーを脱いで手に持ちます。
ゼッケン番号が見えないといけないので、脱ぎました。
時計を見ます。
大丈夫。ゴール出来る!
最後の角を曲がって、100kmのゴールの左側が、50kmの部のゴール。
そちらに寄って、ゴールを目指します。
行け!ゴールじゃ!
ダンナと仲間がゴールにいてくださいました。
オヤマさん!やったね!
ありがとうございます!
記録は制限時間の8分前。ギリギリです。
仲間が預けていた荷物を持って来てくれました。ありがとうございます!
100kmの部に出場のOさんが、数分前のギリギリのタイムでゴールしました。
Oさん、サロマは初ゴールです!
おめでとうございます!
さっき最後の折り返し付近ですれ違ったTさんは、残念ながら関門に数分足りずにアウト。
惜しかったです。
気温が低いので、持っていたものをドンドン着ます。
ゴールの時に頂いたチケットで食べ物や飲み物も持って来てくれました。
ありがとうございます。
残念ながら途中でリタイアした会長がスタート地点に車を取りに行ってくれているそうです。
会長、すみません。
それにしても外は寒い。
建物の中に入って待つことにしました。
待ちながら、食べながら、飲みながら。
スタート地点までは車でも結構な時間がかかると思います。
あぁだ、こうだと話しながら待ちます。
100kmに7人が出場し、5人が完走。
50kmはダンナと私が出場し、2人とも完走。
また来年も頑張りましょうと思ったり、もうイイヤ、これでサロマは終了と思ったり。
それもまた、数ヶ月経つと状況も変わるというものです。
RUNNETサイトにあった私の記録です。
10km:1:14:41
20km:1:30:41
30km:1:44:11
40km:1:39:08
50km:1:42:47
———————————–
合計:7:51:48
車を運転して会長が戻りました。
会長、ありがとうございます!
本日の宿に向かいます。
北見市にある「温根湯ホテル」です。
宿に到着した時にはもう8時を過ぎていて、宴会の会場が9時までというので、お風呂に入らずに先にご飯ということになりました。
でも、皆さんが「オヤマさんは入って来ていいよ」と言ってくださり、私だけ、ササっとお風呂に入ってからの食事とさせて頂きました。
9時過ぎには食事は終了。
皆さんはそれからお風呂へ。
私はもう熟睡です。
完走させていただいて、神様、ありがとうございました。
おやすみなさい。